3月8日(日)
第159回しがくセミナーを開催しました
講師は…
Art Studio 楓 -fu-代表 鉛筆艦船画家
菅野 泰紀 先生です
テーマは…
『先人たちよ、ありがとう。-私が鉛筆艦船画を描き、そして奉納する理由-』
◆軍艦は最高技術の結集
・大きな船は乗組員が欠ければ動かすことが出来ない。
一人ひとりの役割が非常に重要である。
・軍艦は、最高技術を結集して作られていた。
なぜなら国を護るための兵器であり、
それが弱ければ国が滅びてしまうことになるから。
◆戦艦「大和」に用いられた技術
・本来、戦艦の造船においては、工具も資材も全て特注品で作られるが、
他の造船にも使えるように「規格化」を進めた。
→現在の「JIS規格」のルーツとなった
・巨大な砲台を回転させる技術。
→ホテルニューオータニの回転レストランに用いられている。
・砲台を動かす動力には「水圧」を用いた。水圧に耐え、かつ水漏れを防ぐ技術。
→原子力発電所の圧力容器に活かされている。
・砲弾の射程距離42km先にターゲットを当てるための照準器。
→Nikonの技術を使用。
◆艦内神社の慰霊顕彰
・軍艦には、船に縁のある神社の分社として「艦内神社」が船内に祀られている。
その多くが、そのまま海に沈んでしまっている。
・先人たちの想いをくみ、慰霊顕彰をするためにも、
艦船画を描き、神社に奉納を続けている。
……などのお話がありました。
艦内神社の慰霊顕彰という話は、初めて聞きました
軍艦の技術。戦艦「大和」の凄さ。
先人たちの想いを伝えていきたいと感じました!
菅野先生、本当にありがとうございました
菅野先生の画集・絵はがきも販売しました
そして、ホワイエにて菅野先生の艦船画を展示しました
なんと、菅野先生が来てくださり、
説明をしてくださいました
販売した画集はこちらです
まだ入手されていない方は、チェックしてみてください