12月3日(日)
第155回しがくセミナーを開催しました
講師は…
講談師
神田山緑(かんだ さんりょく)先生です
テーマは…
『日本の伝統文化 講談 ~成功者が体得している技術~』
ご講演では、神田先生が講談と出会うまでのエピソードや、
講談師の歴史、講談とは、などさまざまなお話をいただいたり、
講談を実際にやってみようということで会場全体でワークショップをしたり、
最後には、講談を披露していただいたりと、あっと言う間の90分でした
◆講談の歴史
講談の歴史は、なんと約600年
戦国時代に、大名に「太平記」(楠木正成が活躍する物語)を読み聞かせたことがはじまり。
講談師は、戦国時代では「軍師」とよばれ、言葉のスキルをつかって、
戦の歴史(負け方・勝ち方)を伝えていたため、国をも動かす力を持っていた
◆講談を勉強していた現代人
松下幸之助、田中角栄、中村天風、稲盛和夫…
真のリーダーは、講談での学びを経営・政治に活かしていた
◆物語を聞き手に伝えるには
講談は、舞台設定や音響、役者の台詞、照明、時間など、すべてを喋りだけで表現する。
そのためには、声の強弱や話しの間も大事だが、声のバリエーションを増やすこと
声の出し方一つ、話し方で、相手に与える印象が変わる
物語の背景を理解し、思いを言葉に乗せると、伝わり方は全然違ってくる
実際に、講談を体験しようということで、会場全体でワークショップ
「舞台にでてやってみたいひと~?」選ばれた3名が登壇しました
やってみたいひと続出
体験された3名のみなさん、貴重な体験ができてよかったですね~
田辺凌天さんにも講談を披露いただきました
講談の独特なリズムに、聴衆は聞き入っていましたね
最後には、神田先生に怪談を披露いただきました
映像が頭に浮かんできて、聞いていて本当に怖かったです…
声ひとつで、物語の情景を想像させてしまうなんて、感動ですね
神田先生いわく、
着物をきて、語るだけで、日本の伝統文化が伝わる。
世界の国のよさを講談で語り、日本の良さも講談で語れたら、世界ともつながっていける。
特に、若い人が講談を学んで、日本の良さを伝えるツールとして講談を使ってくれたら、と話されていました
そして 神田山緑先生が、ご自身のブログ・SNSに
「しがくセミナー」を載せてくださっております 要チェック
講談師という仕事の奥深さ・伝統、日本の伝統文化を継承することとは、などたくさんの学びがありました
これからも、人間力と感性を磨いていかねばという思いです
皆さんも、今回の気づきや学びを活かしていただければと思います
神田山緑先生、田辺凌天さん、誠にありがとうございました
おまけ
神田山緑先生、真打昇進披露興行のチケットをGET