クラブマンエステート レストアへの道 120

これが右の後ろ側
 左ほどじゃないな・・・・

左側同様トランクフロアにドレンを開けて鉄板を作っていきましょぉ～

バチバチバチィー

はいっ！一枚の鉄板になりましたよぉー

 よし。


あとはパネルボンドを塗って・・・

細かい巣穴に侵入する空気を遮断します

そして工場長にはやっておきたいことが・・・

前回も使用した防錆含有量の多いサフェーサーで下廻りを一気に塗っちゃいます

これが乾いたら、いよいよ下廻りのアンダーコートを塗れますよん

このアンダーコートがこれまた特殊なんだなぁー

クラブマンエステート レストアへの道 119

今日はこちらです。

リアスカートなんですが、少し切ってみたけど、もうガスガス状態

ということで、こちらはさすがに交換します

生かしたい相手の鉄板を削らないよう慎重に外していきます

で、外れた写真がこちらです

ぱっと見、錆びているように見えますが、これは表面上だけのもので鉄板自体は生きてました

もちろんこれ以上サビが進行しないように・・・

 

防錆剤をしっかり塗布

部分が来るまでしっかり乾かしましょう

 

クラブマンエステート レストアへの道 118

ここまできたら、あとはいつも通りに・・・・

鉄板作って・・・・

溶接してぇ・・・

完成です

クラブマンエステート レストアへの道 117

ここはトランクフロア(室内)とクォーターパネル(外板)の両方が腐ってしまっているわけですが、対策はあとにするとしてまずは直していかないと

奥側のフロアから鉄板で修復していきます

で、こんなかんじに

もちろんこのままだと錆びてしまうので防錆剤を塗布しておきます

で、外板を作ってくっ付けてしまえば完了なわけですが、今回は思い切って・・・・

きぃぃぃぃぃーーーん
穴あけちゃいます

せっかく今埋めたとこなのにぃぃって思う人もいるかもしれませんが、元々の鉄板はもう壊死していたので残しちゃダメなんです
新しく付けた生きている鉄板に穴をあけるから意味があるんです

こんな感じになりました

これはもちろん水抜きのドレンの意味もありますが、数を増やしたのは風通しを良くするためです

実は、一昨日作業した横側のフロアも穴を開けておきました

もちろんオリジナルではなくなってしまいますが、やはりここは耐久性重視でいきましょう

クラブマンエステート レストアへの道 116

次はここ

ここは、昨日鉄板で作った箇所のお隣さんで、後ろの観音開きの左側になります。。

昨日の場所もそうなんですが、正直ここのあたりは設計上の問題もあり、クラブマンエステートに限らず長モノはほぼ全車腐っています

設計の時にはクォーターのスライドガラスやリアの観音ドアから雨なんか入るわけ無いって思っていたんでしょう


だが実際には・・・・

ご想像にお任せします


溜まっちゃうんだなぁ・・・水が。。。

もちろん今回はガラスもドアもウェザーゴムを新品交換しますし、かわさんも『雨の日は乗りませんっ！！！』って言っていただいているのでひと安心ですが、やはりもうひと手間かけておいたほうが万全ではないかと考える工場長

あっ。

かわさんを信用してないわけじゃぁないんですよ！

うん。ほんとに。。。

・・・・・。。

信じてます。

・・・・。。。。

さて。
どうしたものか・・・・

クラブマンエステート レストアへの道 115

さて。

エステートに戻りますか・・・

ところでこれは何かわかりますか？？

覚えている人もいるとは思いますが、これはエステートの左後ろ部分で、スポンジが入っていたところです

ここね

前回のフルレストアはどこでやったか知りませんし、今回も前回と同じようにスポンジ＆パテで修復(と呼んでいいのか)すれば、とっても簡単ですし、2年くらいはもつと思うんだけど、当然そんなことするわけありません

そこで出てくるのが一枚目の写真の鉄板となるわけです

これを今日は一日かけて溶接でくっつけていきましょう

面積が大きいので、歪が出ないよう、慎重に慎重に・・・

CCOの納車整備は大変です その3

 
すべての部品をチェックして、いよいよ組み付けを残すのみ

そして2時間後・・・

組み上がりました

結局三日かかってしまいましたが、N本様も綺麗な方が絶対喜んでくれるはずです

ホコリが入ってしまう前に・・・

 

えんじんとどっきんぐ

CCOの納車整備は大変です その2

バラバラになっている部品たち。。。

ミッションオーバーホールぐらい一日あればできちゃうんですよ(強がり？？)

でもね・・・

抜けないんだよね・・・

綺麗にしすぎる癖が・・・

ブログやってない間に治しちゃおうと思ったんだけどなぁ・・・


治る気配なし

ということで結局こうなります。

ケースは中まで綺麗になり・・・

 ボルトも一本一本までピカピカになり・・・

 

ものによってはサンドブラストまでかけちゃいます・・・

ギアたちも綺麗にしたところで本日終了


・・・・・。

出来るんですよ・・・・。

ほんとは一日で

CCOの納車整備は大変です その1

エステートはちょっと置いておきまして、今日は99年式のMINIを購入していただいたN本様の納車整備を進めて行きます

カンコンカンコンカンカン.......

エンジンのオーバーホールは終わってますが、今日はミッションのオーバーホールです。

はい。バラバラになりました

ちなみに、このminiの走行距離は25000kmです。エンジンの状態から見て間違いなく実走行ですが、この車って極上車だと思います
整備もそこそこでオッケイ
25000kmでミッションやる必要もない❓
13年落ちなのに？？
干支が一周してますよ

勿論そんなことはバラしてみればわかります

その片鱗がこちら

ベアリングです。
当然ミッションは回転部品ですので、数多くのベアリングが備わっています。

ただ・・・

こんな大事な場所にも欠点が・・・・

これはベアリングをアップした画像ですが、純正品はこのボールとボールの間にある保持器がプラスチックでできています。

これを外して、単体チェックをすると・・・・

割れてます

原因は、オイル交換不足！
でもなく・・・
走行距離！
でもなく・・・
前オーナーの乗り方！
でもなく・・・

単に経年劣化と考えます

今回こちらのベアリングは保持器を鉄製のものに交換します！

ベアリング以外にも、シンクロリングやデフのメタルシムなどけっこうの数の部品を交換させていただきました。


さぁ、くみつけよぉぉーーっっと

クラブマンエステート レストアへの道 114

今までは、サンダーやダブルアクションなど結構工具に助けられていたところもありますが、最後の仕上げはやっぱり手作業です

攣る・・


本来こういった塗装前の最終作業は、塗装屋さんでやっていただくのですが、BODYの裏側は塗装屋さんでは塗装不可能なので今回は特別にココですべての行程を終わらせて行きます

完全防備(ヘルメット)はいいんだけど、結構首がしんどい

そして・・・・

こんな感じに仕上がりました

さぁ、いよいよここから塗装の準備を進めていきます