日本の正月はいつから西欧歴に? | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

中国ではお正月(Chinese New Year=今年は2月8日~)に向けての、

人々の大移動が始まりました。 

多くの出稼ぎと労働者たちが帰省を始めています。



テレビに北京駅の映像が写されていましたが、

夥しい数の人が、大荷物を持って駅に列を作っていました。



Chinese New Year の1週間前あたりになると、

労働者がみな帰省を始めてしまうため、企業も通常の稼働は困難です。

無論、大晦日からお正月の期間は完全休業です。 



日本人駐在員の多くも、帰国したり、リゾート地で一休みすることになります。



江戸時代までの日本の正月も、この時期にほぼ一致していました。

それがいつから、変わったのか。



調べてみたところ、

1872年12月3日を持って、日本は旧正月を廃止し、

西欧の歴に合わせたのだそうです。



そしてその際の理由は何と、明治政府が官吏の給与を節約するため。

政府のコスト削減です。



その年が閏(うるう)年で、

そのままだと年13ヶ月を払わないといけない。

それを節約するために、西欧の歴に合わせたというのです!!



これはちょっと驚き。

「文明開化」という名の下に、何でもやれた時期だったんでしょうか。



中国人には考えられない発想かもしれません。

しかし、そのあたりの“軽さ“が、

その後の近代化の原動力だったようにも思えます。



でも今こんなことをやったら、

「ブラック政府」とか言われちゃうかもしれませんね。






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