皆さま、 こんにちは、
『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。
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このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、
世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、
有益と思われる情報を発信しています。
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「アジア人材コラボ支援会」という、
私が主宰している勉強会で、
昨日は中国での人事制度づくりをテーマに、
安田吉昭さんに、お話を頂きました。
安田さんは、ファスナーなどで世界的な知名度を誇る
Y社の人事制度を、中心になって作ってこられた方で、
勉強会でも、制度を設計された際の考え方や
新しい制度を導入されるにあたっての御苦労など、
お話し頂きました。
改めて確認出来た事は、
よい人材を集め、定着してもらうためには、
原理原則、ルールと考え方をはっきりと示し、
それを決めた通りに運用していくことが大事である、
ということ。
Y社の場合は、
幹部としたい人のスペック(役割、グレード)を決めて、
それを厳密に運用した際に、かなり痛みがあったという
お話でしたが、
制度を変える際に、そこは踏ん張って断行することが
やはり重要なのだろうと、感じました。
Y社のケースでも、
「今」 求められているスペックを優先するか、
過去に求められていたスペックで会社に貢献してきた事に
重きを置くか、
は、大分議論があった様です。
結局Y社は色々と過去を断ち切って、「今」を優先した
というお話でしたが、
ここで実行した事は、
“日本型“をかなりの痛みを持って断ち切り、
“グローバル型“に移行した、ということだと思います。
より具体的には、米国型に近い制度に移行した、
という印象でした。
最後に安田氏に、
“日本の会社の良さ、残さなければいけない価値は何か“
と訊いたところ、”関係、繋がり“ という言葉が出てきました。
おそらく、本社の機能というのは、段々とそういうところに
中心が来るのかもしれません。
グローバル化した日本企業は、
それぞれの土地に合った形の組織を作り、
様々な働き方が混在して成り立っていく場として、
今後も存続していく事になるのでしょう。
ただ、その企業なりグループが、云わば非契約的な繋がり
家族的な繋がり感をもって、仕事の面である種の品質を出し続け、
ブランドとする事が出来るのであれば、
それは十分誇らしい事だし、
守るべき価値があるものだと思います。
安田氏のお話は、日本企業がグローバルで生きる
一つのモデルを分かり易く示してくれました。
どうもありがとうございました。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
『越境コラボ塾』 塾長
真門
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