『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。
このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、
世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、
有益と思われる情報を発信しています。
なでしこジャパンの沢選手と言えば、
決勝で放った起死回生ゴールが
まだ目の裏に焼きついています。
ストライカーのイメージが、
どうしても前面に出てしまいますが、
組織内のブリッジパースンとして
彼女が果たしている役割は、
チーム力を高める上で、より高い価値を
持っているかもしれません。
“ブリッジパースン“は、異なる文化、異なるシステムの
間を繋ぐ“翻訳家”的な存在ですが、
文化的な差異が大きいグループで協働する場合には、
組織内部での重要性が、非常に大きくなってきます。
なでしこジャパンのケースでは、
佐々木監督と選手たちが、
1) 異性であること
2) 世代ギャップもある事
などから、微妙な部分を伝えて行くには、
中々苦心する部分があるのだろうと思います。
監督がイメージするチームのあるべき姿、
戦略、戦術といった部分は、
無論監督が、自分の言葉で伝える事も必要なのですが、
選手たちがより納得出来る形で伝えていく為には、
彼女たちの文化に直接足場を持っている
ブリッジパースンが必要になる訳です。
指揮官の考え方、方向性を十分理解出来る事は、
ブリッジ役の基本要件ですが、
それを組織メンバーが腹落ちする解釈コードに変換し、
メッセージの重みを正しく伝え、
メンバーが行動に反映できる様にしていく事が、
この役割には求められます。
これにはメンバーとの、強い信頼関係も不可欠です。
日本人が海外の組織で仕事をするといった、
まさに“越境コラボ”の局面では、
有能なブリッジパースンが、居るかいないかで、
パフォーマンスは全く違ってきます。
また、組織を広げて展開を広げようとする場合には、
ブリッジパースンが育っているかどうかが、
当に鍵になってきます。
言葉が分かる、仕事が分かる、という資質は
無論大事ですが、
一方の文化・視点と、もう一方の文化・視点の
両方を理解し、
適切に文化コードを使い分けられる
ブリッジパースンの育成は、
軽視せずに、計画的に取り組んでいく事が
成功に向けての必須条件であることは、
意識しておく必要があります。
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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
『越境コラボ塾』 塾長
真門
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