割り方の流儀から文化を読み取る | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、




『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。






このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

有益と思われる情報を発信しています。






数人でちょっと飲みに行って、




精算の段になったら幹事が計算して、

「一人3,300, おねがーーい」




こんな感じで分ける、


いわゆる “割り勘” 




日本ではよくやっていますよね。






ヨーロッパなどでの基本は自分の分を

勘定書に基づいて合理的に支払うか、




誰かが代表して支払うのが一般的だと思います。




中国人、韓国人はともに、

その場のホストが支払うのが当然、という傾向が強いので、



食べ終わってそれぞれがバラバラに払うとか、

テーブルで計算したりという行動は


恥ずかしい行為と捉える傾向があります。




なので、一緒に食べに行っても

彼らに割り勘を迫る、という事は十分気をつけないと

いけません。




前回お支払い頂いたら、今回はこちらで

引き受ける。




双方の支払い水準を何となくバランスさせながら、

両方でつり合いをとっていく、




お互いが対等な関係であれば、そんな暗黙のコミュニケーションが

並行して進んでいます。 





ただこのバランスのとり方が外国人には中々難しいので、

分からない時は、現地スタッフとか長期滞在している邦人の方とかの

アドバイスをもらう事をお勧めします。






ところでこの




個別に自分の部分を合理的に支払うか、




合計を頭数で割って皆が同額を払うか、




場のチャンピオンが纏めて払うか、




人々がのどれを“より好ましい”と受け止めるかで、




1. 人々がその場のパワー構造をどう捉えているか


2. 権力に対する人々の志向性


3. 個人主義的、集団主義的 の志向性 




などが現れてくるものです。




“割り勘”についてもし殆どの日本人が

今も違和感を感じていないとするならば、




やはり、平等志向と集団主義が、



我々には強くある、と解釈すべきでしょう。




そんな風に人々の行動を観察して、




権力 に関する考え方 (強い人に従っていたいか、

独立した人格で参加したいか、等)、




“皆と同じで居る私“ (集団主義の志向)か 


”皆とは異なる私“ (個人主義の志向) の




どっちの居心地が良いか、




人々が当たり前に、



そして一方で、こだわりを持っている行動を観察し、




普段中々見えなかった人々の行動のルールが

見えてくる様になると、




その文化の合理性が少しずつ

分かってきます。




そこが分かってきだすと、

自文化が相対化されてまた見えてくる。




文化の見えない部分が見え始める。




日本人がそこの水準を高める事が出来ると、




日本企業も日本人も


グローバル環境の中でポテンシャルを

うんと高めていく事が可能になります。




そしてそれこそは、


『越境コラボ塾』が、目指している

中心的なテーマなのです。




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最後までお読みいただき、

ありがとうございました。 




『越境コラボ塾』 塾長 

真門  




次回の『越境コラボ塾』 コラボ筋力強化演習会は

7月26日(火)です。 テーマは、

『メッセージを確実に届ける方法』 です。 




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