海外赴任者には”顧客開拓”が求められている | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、こんにちは、



『越境コラボ塾』 塾長の 真門です。


このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

情報を発信しています。



既存の組織に属さないで、自らの力を信じて

海外を舞台に挑戦する。



そんな日本人 - 海外で頑張っている日本人 - について

前回は紹介させて頂きました。



その中で越境コラボ を成功に導くキーファクターの3つ


”顧客”開拓戦略


”専門スキル”


”協働の付加価値”



を、紹介しました。 (詳しくは こちらをご覧ください)

             ↓       ↓       ↓

http://ameblo.jp/c-b-collaboration/theme-10038268288.html




では、


企業から派遣されて行かれる方々に、

この事は当てはまるのでしょうか?



私は、基本的に同じだ、と考えています。


特にまず覚えていて頂きたいのは、


”顧客開拓” ですね。



つまり、


企業から何らかの個別ミッションを受けて派遣される方々も、


一旦海外の拠点で働くとなれば、


自らが属する組織が、”顧客”を得て生き残る方法を、

必死になって考えなければいけない。


そこを通り過ぎる事は許されない。





私は企業で、海外”赴任前研修”を行っています。



そこで参加者各自の赴任後の仕事イメージを伺うと、


”新規のラインの立ち上げが私のミッションなので、まずは・・” 


と、具体的な話を語ってくれます。




それはそれで無論よいのですが、


今日の現実を言うと、



”ミッションが出された当初の前提は、必ず変わる”



という事を、覚悟するべきなのです。





例えば、リーマンショックが起きたり、3.11が起きたり、という変化は、


全てを根本的に変えてますよね。



個別の領域で見ると、


こうした前提部分のどんでん返しって、


もっと頻繁に起きてきます。



なので、赴任前に前任者や先輩に聞いていた状況

というものは、


赴任して半年もそこにいると、


大きく変わってしまう、という事なんですね。



だから当初から授かるミッションは

無論重要なことには違いないのですが、


現実には刻々と起きる外部の(あるいは内部の)変化に


組織としてしぶとく生き残る方法を、

考えていけなければならない。




”顧客”戦略と上に書きましたが、


ここでいう”顧客”とは、 自分達が提供するサービスに

何らかの対価を払ってくれる方々を

指しています。 


だから、それは社内の組織でもいい。



とにかく、一旦海外のその組織に属したなら、

その組織が生き残る条件を自分なりに理解し、


そこを強化するように行動できる事が、

求められている、という事です。



その時には ”自分は技術を教えに来たから”とか

”自分は営業だから”なんて、


関係ないですね。


何でもやらなきゃ駄目なんです。  



あと、出身部隊なんかとの軋轢も出てくる事がありますが、

自分の立場を明確にして、


感情的にならないで、所属組織の利害を

フェアに説明できなければいけません。 


本社対策のテクニックは、別の機会に触れたいと思いますが、

基本はそういう事です。



実はこの話、中国で成功している某企業のトップから

直接伺った話がベースになっています。


海外赴任者一人ひとりが、

そういうマインドを持っているかどうかが、


”強い拠点”を作れるかどうかを、決めている。




”海外で頑張る”っていう事は、


組織の外に居ようが、中に居ようが、


自分の立ち位置をしっかりして、きちんと主張する事が

必要なんですね。 


それが出来なければ、


共に働く周りの人達に

影響力を持てる存在にはなれませんよ。


頑張ってくださいね。




組織の派遣で海外に出る方々の、



”専門スキル”

”協働の付加価値”


については、


次回以降でまた詳しくお伝えします。