文学的な表現では「Chance」でなく「Opportunity」が多く遣われるようです。
辞書で調べるまでは意味すら知りませんでしたけどね。
「Opportunity」は【自分が何らかの向上を求め努力している分野で大きく伸ばせる可能性のある機会】という意味です。
一方「Chance」は【自分で努力し引き寄せた好機ではなく偶然手にした好機】という意味。
意味は同じでも偶然性の有無で使い分けるようです。
内容は人生における様々なトラブルに対しあるべき姿勢を陽気に歌っていますが、その中で『トラブルは素晴らしいチャンス』というフレーズがあります。
『手も足もでないような悩み』やら『嫌な問題大損害』やらの様々なトラブルも【偶発的な好機】だと考えれば、それをのり越えてゆく事でタイトル「Wonderful Opportunity【必然的な素晴らしい好機】」に繋がってゆく。
だからタイトルは「Opportunity」。
詞の中では「Chance」にしたんです。
トラブルに立ち向かう事で好機を手繰り寄せろ、と伝えたかったのでしょう。
ところで何故トラブルがチャンスか??
詩人・相田みつを氏は《人間というのは途方に暮れる経験をすることがいかに貴重であるか。にっちもさっちもいかない、どこにも行く場がない…そういう経験が人間の『いのちの根っこ』を育てていくんです。》と仰っています。
いつの時代も結局『辛い思いしないのはタザいね』ですね。
非常にライトで楽観的な印象を受けますが、この曲のようにポップなメロディーの時ほどヘビーなフレーズをのせるのは作者特有の手法です。
そのエポックメーキング的な作品と言えます。
それはきっと少しでも悲壮感を減らすため。
その点でも最高ですが私にはこのフレーズの存在だけで神曲確定でした。
『窓の外清々しく 晴れてれば晴れてるほど 哀しくなるのはとても寂しいことだと思います』
"世界で自分だけがとり残されている錯覚"と言うか"世界でひとりぼっちを感じる瞬間"と言うか‥
自分に自信を無くした時やとんでもない悩みに縛られている時に陥る負の感覚。
まさかこれ程の成功者とこの感覚を共有出来るなんて…
世間的には問題をただ後回しにしているだけの能天気な曲と思われがちですがそれは思い違いです。
トラブルなんか軽く笑い飛ばす勇気をくれる傑作なんです☆