「O・NO・RE」 | イナバイズムのススメ

イナバイズムのススメ

B'z・稲葉浩志の詩(詞)の世界にふれて勝手に何かを学んじゃおう!

内省にはもってこいの曲だと思ったのに何かが違う気がする…

タイトルの「O・NO・RE」とは"己"。

自分自身の事です。

岡山弁らしいですが広島等周辺でも広く遣われている方言のようですね。

二人称でも通用するようですがここでは一人称を指します。

内容はシンプルで『どうしたらねぇいかした人間になれる?』のかをひたすら自問自答しています。

出した結論も実にストレートで『オノレを知れ』『そんで強くなれ』『身のほど知れ』とストイックな作者らしい言葉が並びます。

要するに、自らを厳しく追い込んでゆくいつもの感じ。

弱い己を認めて己に克つ(克己)、というお得意のテーマ。

方言は特徴的だけど特にひねった曲では無い‥という事です。

しかし曲はひねってなくても、ひねくれ者な私。

何とかツッコミ所がないか必死に聴き込んでみると、いつもと少し雰囲気が違うある点に気が付きました。

ここで言う"いつも"とは、通常の稲葉詞で克己とは"弱い自分を認める"という事ありきなのです。

最初から弱く、最後までずっと弱い。

しかし本詞の場合は自戒の念を強く感じたんですよね。

要するに本詞では、弱いくせに強くなった気でいる己を戒めているのではないか??‥という事です。

それを裏付けるために必死で聴き込みまくっていたら、こんな物語が思い浮かんできました。

例えばです。

例えば、普段バンドで活動しているあるシンガー(彼)がいます。

彼はそのバンド内で作詞を担当。

長くバンドに携わってきて、必死に勉強して、作曲の事も少しわかってきた‥としましょう。

元々音楽が大好きだから己でもコツコツと作品を創作をしていて、ある時その作品が世に出る機会を得ました。

しかも好評価。

そうなると次の作品を‥商売の話の始まりです。

好きで創作していた楽曲にしがらみが出来ました。

やりたい<売れる。

次第に売れる曲を創っている今の己に疑問を感じます。

『型にはまってほっとしてる』

『手に入るのは影ばかり』
(影=望まない名声)

『さあ素面になって家にかえろう』
(素面=己に酔っているから)

『この旅の始まりをよくよく思い出せ 背筋をピッと伸ばして今思い出せ』

『オレは誰?』

『やりたきゃやりゃええんじゃやりゃええんじゃ 覚悟きめやりゃええ』

‥もし本当にこんな物語があったとしたら、解釈不明箇所は無くなるんですけどね(笑)