まいど~
生きもの自然科学だいすき!
絵本講師のくがやよいです
「バッタがおらへん…」
と超~~しょんぼりしながら訴えてくる
バッタ大好きな2年生のSくんに
「おらんよなぁ…。」と返す冬の時期。
苦肉の策で 理科室前の
自然科学&絵本コーナー(理科室文庫)には
集めたぬけがらいろいろと、絵本を並べて
ぬけがらコーナーを作っています
(参考:『集めてわかるぬけがらのなぞ』)
展示前の、ブツ。
家の近所にすんでる
大きなアオダイショウの見事な一本脱ぎは
長さ170センチメートル!
きっと触ってみたい(だろう)子どもたちが
触れるように展示方法をあれこれ考えて
家のリビングで使っていた
流しそうめん用の雨どいに乗せることに。
(きれいだったころの抜け殻)
雨どいは長さ150センチメートル。
はみ出たしっぽ部分、20センチは
子どもたちにモミモミされて
案の定、ちぎれて、
口なんて裂けてしまって
今はボロボロになってます
さて、
「子どもたち 絶対好きやろ この絵本」一句
と4年生クラスに持って行った
ゲッチョ先生こと盛口 満さんのこの絵本↓
『集めてわかるぬけがらのなぞ』
ゲッチョ先生のぬけがらコレクション
盛口満/文・絵 少年写真新聞社
まぁー、ゲッチョ先生
集めた集めた、ぬけがらズラリ!
緻密な絵がぎーーっしり!
これ、虫が苦手な人、
ぜったいあかんやつやん・・・。
案の定、生きもの大好き4年男子が
絵本を舐めるようにして読み始め、
買いたての絵本は理科室文庫に並ぶことなく
2か月を過ぎた今も
4年1組の誰か(おそらくAくん)の
机の中に入っていると思われます
…絵本、ぜんっぜん返ってけーへん
なので、ブックカバーだけ、展示してます
(これ↑も一種のぬけがら)
セミや、
(出ベソはクマゼミ。右はアブラゼミ
ニイニイゼミは泥まみれで小さめ)
クモのぬけがら
足がトゲトゲの ぬけがらは…
…これかな?
展示できないけど
懐かしのカブトエビちゃんのぬけがらは
幽体離脱
~みたい^^
ザリガニやトカゲの仲間、カナヘビは
自分のぬけがらを食べちゃいます
天敵に
自分の存在を悟られないようにするためかな
そういえば夏、6年生の理科の授業中に
顕微鏡をのぞいていて
「せんせーなにこれ? 丸いけど 透明…」
って、カイミジンコのぬけがらを
見つけた子がいたっけ。
動物プランクトンの顕微鏡写真。
こうやって見るといかにも脱皮しそう^^
これは骨だけど、
この絵本もめっちゃ面白いよ~!
『ホネホネ絵本』
スティーブ・ジェンキンズ/作
千葉 茂樹/訳
あすなろ書房
あと、カッパも脱皮するらしい!
『カッパのぬけがら』
なかがわちひろ/作 理論社
川で子どものカッパに誘われて
カッパのぬけがらを着てみたゲンタ。
するとみるみる早く泳げるようになって…
脱いだカッパの皮を
丁寧にたたむ場面が
好きです
...これも一種のぬけがらかな
(詳細はこちらの記事↑に)