まいど~^^
絵本講師の くが やよいです
16日(水)はこちらでおはなし会でした。
素敵なチラシまで作ってくださり(宝物にします!)
地域で回覧してくださったようで
小さなお子さん、ママさん、ご年配のかたまで
いろいろな世代の方が足を運んでくださいました。
A型B型事業所 新生会作業所のスタッフさんと
地域の皆さんの交流の場でもある「つどい楽遊」。
〝誰もが楽しく遊び集える場であるように〟
との願いを込めて作られた場所なのかなぁと
名前から想像しました。
ここで絵本を読めることがとっても嬉しく、
めっちゃ張り切って選書をしましたよ~~
(家の中、本、山積み^^;)
・・・子どもの頃、どんな遊びをしていましたか?
・・・一年生のとき、どんなことが好きでしたか?
この日は 大人の皆さんも全員
小学一年生の頃の気持ちになって
いただきました(めちゃゴーイン!笑)
「あやとり」、「おいかけっこ」、「虫とり」、
「折り紙」、「お絵かき」、中には
「竹馬!」
と 竹で竹馬を作っていたことを懐かしく思い出されたかたも^^
(すごいなー、、、昔の一年生)
一番最初は、3歳のWちゃんの熱烈なリクエストによりこの絵本を。
『こぶたたんぽぽぽけっととんぼ』
馬場のぼる (こぐま社)
・・・・これ、ほんま楽しいなぁ~~(読んでる私も^^)
これは しりとり絵本。
おしゃべりしたい盛りの3歳のWちゃん
知ってる単語をつぎつぎと繰り出してくれて、
会場の皆さんも 次の言葉をいっしょに考えて、
みんなが笑顔になる絵本です^^
二冊目は、
33歳、独身、血液型O型、持ち家有。
花嫁募集中のワニのバルボンさんのおはなし。
『バルボンさんのおでかけ』
とよたかずひこ (アリス館)
私はいつもこの絵本、
「こんな社会になればいいなぁ」と思いながら読んでいます。
だって、バルボンさん、ワニですよ?
でも、みんなふつうに話かけてるんです。
見た目、関係なし。
動作がゆっくりでも、バスの運転手さんは
「ゆっくりどうぞ」とバルボンさんが乗り終わるまで
ちゃーんと待っていてくれます。
そんなあたたかい社会って、素敵です
そして、大好きなこの絵本!
『ぼくたちのコンニャク先生』
星川ひろ子/写真・文 (小学館)
コンニャク先生は保育園の先生。
幼いころ脳性まひになり、
走ったりおしゃべりしたりするのが苦手です。
車椅子に乗ることもあるけれど
先生の足は、手みたいに動きます。
ハサミを使い、折り紙を折り、迷路を書くのが大得意。
いっしょにお散歩にいくコンニャク先生を見て、子どもたちは言います。
「せんせい、車いす のらないで へいき?」
私、この絵本が 好きで 好きで だいすきで。
この絵本のことは、また別に書きたいと思いますが
今回、「この絵本を読みたい!」と思いました。
子どもたちは、コンニャク先生とふれあいながら
いろいろなことを学んでいくでしょう。
「世の中にはいろいろなひとがいて、当たり前なんだよ」
絵本を通して、障がいのことを知り、
大人も子ども いろんな人に出会ってほしいと思います。
最後は、この絵本を読みました。
『つみきのいえ』
加藤久仁生/絵、 平田研也/文 (白泉社)
このお話には、
重厚であたたかい音色がぴったりだなぁと思ったので
チェロの演奏のBGMをかけました。
海の上にある
つみきみたいに積み重なった家に住んでいる
ひとりのおじいさん。
この街では海の水が上がってきてしまうので
住んでいる家の上にまた
新しく家を作り続けて
おじいさんはずっとここに住み続けています。
若かったおばあさんと出会い、
子どもをもうけ、
子どもはやがてお嫁に行きました。
3年前、おばあさんを看取るまで
ふたりはここで暮らしてきました。
つみきみたいに重なった
どの家にも
どの家にも
家族の思い出が残っています。
中学生と読みたいと思ったこともありますが、
人生の時を重ねてきた大人だからこそ
響くものがあると思いました。
この日は京都で蛍が観測されたとのこと。
小澤征爾さんにピアノを手ほどきしたという
お兄さんの小澤俊夫さん直伝、
『ほたるのわらべうた・響きあうバージョン』
を みなさんと一緒に唄いました
この日 読んだ絵本。
『くるまのねだんのえほん』(くもん出版)
・・・これはみんなで値段をあてっこしました。消防車の値段にびっくり!^^
そして、紹介した絵本。
『恋ちゃんはじめての看取り いのちつぐ「みとりびと」①』
國森康弘/写真・文 (農文教)
『どろぼう がっこう』
かこ さとし おはなしのほん (偕成社)
ノルウェーの昔話『三びきのやぎのがらがらどん』
マーシャ・ブラウン/え、 せたていじ/やく (福音館書店)
日本の昔話『ももたろう』
松居直/文、赤羽末吉/画 (福音館書店)
ロシアの昔話『おおきなかぶ』
A.トルストイ/再話
内田莉莎子/訳、 佐藤忠良/画 (福音館書店)
時間があれば読みたかった絵本と紙芝居。
『オニのサラリーマン』
富安陽子/文、 大島妙子/絵 (福音館書店)
紙芝居 『かっぱのすもう』
渋谷 勲/脚本、梅田俊作/画 (童心社)
10分押しで始まったおはなし会、
最後に紙芝居を読む時間が無くなってしまって
楽しみに来てくださったかたには申し訳ないことをしました。
「カラスの赤ちゃん」の手袋人形たちも
もし、またおはなし会をする機会があれば
連れていきますね
今回、声をかけてくださったKさん、
おはなし会に呼んでくださった会長さん、
チラシを作ってくださった作業所スタッフのMさん、
重たい荷物をひょいっと持ってくださったKさん、Sさん、
会場を作ってくださったり、
受付をしてくださったスタッフさん、
ご参加くださった皆さん、
ブログを見て来てくださったOさん、(声かけてくださり嬉しかったです)
ありがとうございました。
絵本というツールを仲立ちにして、
世代を超えて
集まってくださったみなさんに笑顔が広がり
とてもとても嬉しかったです
(※いただいたご感想はこちら★)
次は23日(水)。
地元の子育て広場で絵本とわらべうたの講座です
※【追記】
会場にいたお子さんが手に握りしめていたマスコット・・・
私 「ダンゴムシですか?」
お母さん「いえ、グソクムシです。」
「えっ!グソクムシですか!」
「…グソクムシ知ってる人、初めて会いました。。。」
かわいかったなぁー。。。
※久賀 弥生 絵本講座・おはなし会の
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