筒香嘉智・再び横浜で輝くとき | fc2 yokohama リターンズ    ★★★★★

 ベイスターズに復帰した筒香、ファームでの打率はなかなか上がらなかったが、いよいよ一軍に昇格してきた。

 

 批判の声もあったが、二軍一軍ともに、首脳陣はしっかり彼を見ていたはずだ。

 

 

 6番レフトで先発、ベイスターズは東京ヤクルトにリードを許していたが、筒香は左翼フェンス直撃の二塁打を放って、スタンドの士気を大いに上げた。

 

 

 リリーフ陣が、終盤に失点して2対5、不利な試合展開ながら、tvkの中継を見ていたおれは確信していた。

 

 

 8回裏は1番桑原からの攻撃、クリーンナップを経由して、この回あるいは最終回に筒香まで回る。

 

 彼らが、必ずなんとかしてくれる。

 

 桑原は、いい当たりの外野フライに終わったが、続く好調蛯名が二塁打でチャンスを作り、3番の佐野が2点差に迫るタイムリーヒット。

 

 4番牧は三振に倒れたが、5番宮﨑敏郎がじっくり四球を選び、ランナー一塁二塁で筒香の打席を迎えた。

 

 一発出れば逆転だ。

 

 初球を思い切り振り抜いた筒香、その一撃は、青く染まるライトスタンドに突き刺さった。

 

 劇的なホームランが、横浜の夜を熱く焦がした。

 

 

 その裏、森原がしっかり東京ヤクルト打線を抑え、ベイスターズ逆転勝利。

 

 

 ベイスターズに勝利をもたらす男が、横浜に帰って来た。

 

 帰って来たんだ。