雨様の横浜、日産スタジアムでは、明治安田生命J1リーグ第16節、松本山雅戦が開催された。
今季のリーグ戦も、半分を消化するということになる。
横浜スタジアムでは、ベイスターズが、初回から6点を失い、7点を取り返すという豪快過ぎる試合を展開中、このときは、まだリードしていた。
この雨の中で、長い試合を観戦しているハマスタの皆さんの身体が気遣われる。
前節、清水に逆転負けを喫したマリノス、チームの中心であるマルコスジュニオールを出場停止で欠くのも痛い。
そのマリノスの先発メンバーは、
GKパクイルギュ、DF和田、チアゴ、畠山、ティーラトン、
MF喜田、天野、山田、
FW仲川、エジガルジュニオ、遠藤。
2列目に入る山田、さらに好調のエジガルジュニオに期待したい。
松本山鹿は田中隼磨が先発出場、頑張ってるのは嬉しいが、身体のほうは大丈夫なのか。
18時キックオフ。
前半からボールを支配するマリノス、松本山雅は5-3-2のブロックで守備を固めてくるが、果敢にパスを回し、ゴールに迫っていく。
特に30分前後のパス回しは見応えがあった。
しかし、何度かのチャンスは生かせず、またピンチを凌ぎ、前半は0対0で終了した。
もう19時になるが、まだこの明るさ。
今日は夏至だった。
後半が始まると、松本山雅も反撃、暫しマリノス陣内での展開となった。
なかなか松本山雅ゴールをこじ開けられないマリノスは、64分に山田に代えて大津を投入、打開を図る。
するとこれが当たった。
左サイドで相手DFを振り切った大津が、中央へ執念のパスを送ると、これをエジガルジュニオが受け、見事な反転からゴールを決めた。
エジガルジュニオ、それでこそFWだ。
その後も、大津は気迫のこもったプレーで、前線をかき回す。
そして、ロスタイムに入ると、敢えてゴールは狙わず、しっかりボールをキープして時間の経過を待った。
試合は、そのまま振り切り、マリノスが勝利した。
松本山鹿のシュートミスも目立ったが、このチームで1対0での勝利は大きい。
エジガルジュニオは、これで得点ランキングトップに立った。
マルコスジュニオール、仲川と、互いにアシストし合い、互いにゴールを重ねてほしいもんだ。
こんな、複数のストライカーが、得点ランキング上位に名を連ねるなんて、マリノス史上空前の事態だ。