桜の花びらがひらひらと散る中、日産スタジアムへやってきた。
明治安田生命J1リーグ、早くも第7節を迎える。
陽が差している割に、若干肌寒い。
ナイトゲームだが、なあに水曜日に比べれば、ずいぶん快適だろう。
今日の対戦相手は、非常に好調かつ攻撃的な名古屋、相手にとって不足はない。
もちろん、勝利したいが、互いの良さを殺し合うことのない、いい試合が期待できる。
試合前は、いつものように”ウィズ”のお世話になる。
おれ好みの麻婆豆腐に、赤い飲み物は”恋する赤しそサワー”。
”名古屋の赤を飲んでやる”ってわけじゃない。
実物はもう少しピンク色だった。
GKのアップ開始後、ゴール裏席前に、光邦さん、minmiが登場、DJスタイルでなにやら仕掛け始めた。
異常にテンション高くDJになりきるminmi、段取りが今ひとつだったことも含め、若干引き気味なスタンドだったが、熱い気持ちは伝わってきた。
ただ、一番の収穫?は、タカタカターカオオギハラ の正しい音程が判明したことだ。
あんなにクールな曲が元ネタだったとは。
前節浦和を撃破して意気上がるマリノスの先発メンバーは、
GKパクイルギュ、DF松原、チアゴ、畠中、広瀬、
MF喜田、三好、天野、
FW仲川、マルコスジュニオール、遠藤。
負傷のエジガルジュニオに代わって、前節2ゴールのマルコスジュニオールがセンターだ。
ビジターにも周知されてきたかトリコロールギャラクシー、名古屋のスタンドもチームカラーで彩られた。
せっかく日産スタジアムに来てくれたんだから、楽しんでもらおう。
暗転演出から、アンセムに乗っての入場は、本当に素晴らしい。
見る価値がある。
19時3分キックオフ。
しっかりボールをつないで前に運ぼうとするマリノスだが、名古屋の早めのプレスにあって、なかなかうまくいかない。
さすがは名古屋、FWジョーにボールが渡り、再三のピンチも招く。
失点は、遠藤が与えたPKからだった。
エリア内に進入してくる相手にではなく、一旦エリア外へ運ぼうとしたところへのファール、もったいなかった。
それでも、いつものように自陣からボールをつなぐことを繰り返すマリノス、そして、マルコスジュニオールの同点ゴールが生まれた。
前半は1対1で終了。
後半も、両チーム攻め合う展開になる。
危ない場面は、パクイルギュがいよいよ真価を発揮して防いでくれる。
攻撃陣も奮起してチャンスを作るが、勝ち越しゴールは奪えない。
交代は81分に遠藤から扇原。
仲川が左へ回り、右には三好が上がった。
ベンチには、和田、山谷、シノヅカ、山田といたが、水曜日に出場しているせいか、これ以上の交代枠は使わなかった。
負傷選手が相次いでいるのが、やはり痛いところだ。
マリノスは、終盤になっても、安易なロングボールに逃げることなく、愚直なまでに自分たちのやりかたを続けた。
だが、試合は結局このまま終了となった。
試合終了まで、マリノスの選手は必死にピッチを駆け、攻め、そして守った。
もちろん、個々の選手にさらなる精進は期待したい、だが、よく頑張ってくれた。
名古屋は、川崎に匹敵するほど攻撃的で強かったし、今日はその相手と互角以上に渡り合ったマリノスの選手を褒めたい。
マリノスが、このような好ゲームを展開するチームになったことは誇らしいことだ。
これが強豪チームのやりかた、間違ってない。