ニッパツ三ツ沢球技場、
ナビスコカップ準決勝の第２戦だ。
13時キックオフの今日、
よりによって、10月なのに30度超えの真夏日だと。
スタンドも暑いんで、公園内に退避する人が多い。
全然余談だけど、
いつも三ツ沢で流れている、
安っぽいアイドルグループが歌ってるっぽい、
”こよみのうえではディセンバー” って、
あまちゃんに登場する曲だったのか。
世の中には、下らねえ曲があるもんだと、毎回思ってたんだが、
大っぴらに馬鹿にしないでおいてよかったぜ。
今、しちまったけど。
前売はあまり伸びていなかったが、
時間の経過とともに、マリノスファンがスタンドを埋めていった。
やる前からあきらめてしまうやつなど、
応援者にはあり得ない。
メインスタンドには空席が残ったものの、
最終的には、１万人を超える入りになった。
５対０で勝つことができなければ、道が開けない。
極めて厳しい状況だが、
スタンドのファンも覚悟はできている。
めったにある局面じゃない、応援のし甲斐がある。
ヤマザキナビスコさん、
大会のスポンサーのみならず、
毎回のお土産まで、ありがとうございます。
今日は富澤に替わって小椋、
齋藤学のところには佐藤優平が入っている。
報道では２トップでいくとのことだったが、
いつもの布陣で来た。
ゴールを奪いにいかねばならない状況だが、
やり慣れていない、オプションのシステムで、
最初からいくことはない。
４－２－３－１で、
リーグ戦を勝ち続けてきたんだから。
キックオフとともに、マリノスが厳しく攻め込んだ。
もっとも、スクランブルやパワープレーをかけるには早い。
いつものとおり、早いプレッシャーと連携した動きで攻める。
マリノスの気迫と対照的に、柏には覇気が感じられない。
CKのときにも、ゴールに殺到する迫力がない。
何といっても、４点のアドヴァンテージがある。
多少緊張感が薄れるのは、しかたないだろう。
先制ゴールは、32分のマルキーニョス。
４点か５点獲るためには、
このくらいまでに１ゴールが必要だ。
そして、ロスタイムに優平が２点目のゴール。
前半を２対０で折り返すことになった。
これはいける。
柏は、レフェリーと揉めているし、後半の逆転が見えてきた。
しかし、ここまで。
後半は、両チーム無得点のまま、
65分に藤田、77分にファビオと投入。
計算通りに攻撃の駒を増やしていったが、追加点は取れず。
そして３人目の交代、
いよいよ端戸の登場かと思っていたら、
フォース審判は、なんと”16”を表示。
最後の切り札は、比嘉だった。
比嘉が放ったシュートも及ばず、２対０のまま終了した。
最後まで諦めなかった選手に、スタンドから温かい拍手。
これからも、この闘志で戦ってくれ。
次は栃木との天皇杯、
そして、週末は広島とのリーグ戦がある。
タイトルはまだふたつある。
どちらも落とせない。