というわけで、今夜のニッパツ三ツ沢球技場は、
天皇杯２回戦、マリノス対ヴァンラーレ八戸が行われた。
平日開催の天皇杯序盤、
しかも微妙な雨模様っていう悪条件も重なり、
妙な埋まり具合になった三ツ沢のスタンド。
バックスタンドの中央が一杯になり、
コアな連中はバックスタンドとゴール裏スタンドの境目あたりにいる。
まあ、いつもの気まぐれだろうが、
応援の人数が少ない今日、
バックスタンドの連中も巻き込んでやれという意図なら、判る。
ってことは、逆にスタンドがマリノスファンで埋まっているときも、
この手が使えるんじゃないか。
マリノスのメンバーは、
GK六反、ＤＦ小林、栗原、ファビオ、奈良輪
MFはアンドリュー、富澤、兵藤、佐藤優平、比嘉
FWに藤田祥史という布陣。
一応、保険のために、ベンチには俊輔、齋藤学
それに端戸が控えている。
マリノスが押し気味に進めるのは当然ながら、
いつもやっていないメンバー、
特に攻撃陣はなかなかうまくいかないようだ。
それより、普段と遜色ないはずの守備陣、
特に栗原、小林が並ぶ右サイドを崩され、先制ゴールを許した。
このとき、中央にひとり八戸の選手が詰めて来ていた。
てっきり、その選手にパスかと思ったら、
持ち込んだ選手がそのままシュート、ゴールした。
なるほど、チェレンジしない者に、栄光は訪れないんだな。
それはいいけど、やばいじゃんこれ。
名古屋の二の舞になるぞと思ったところで、
兵藤がすぐさま同点にしてくれた。
この後もぱっとせず、前半は１対１で終わったものの、
早めに振り出しに戻したんで、気は楽になった。
後半から、小林に代わり齋藤学が投入され、
奈良輪が右に回り、比嘉は左ＤＦに下がった。
あ、別に小林が悪かったって意味じゃないと思う。
すると、開始早々、優平がエリア内で倒され、
あっさりした感じでレフェリーはＰＫを指示した。
これを蹴るのは兵藤…じゃなくて藤田。
これまたあっさり決めて、勝ち越した。
このあとは、マリノスも落ち着いてボールを回せるようになった。
言っちゃあ悪いが、個々の技量なら、マリノスの選手が断然上だ。
うまく裏に抜け出した兵藤が、フリーの藤田に渡して３点目。
さらに、ゴールライン際で優平が倒されてＦＫを獲得、
優平がまだ外に出ているうちに、比嘉がとっととキック、
これが学に渡るとそのままシュート、ゴール決まって４点目。
最後に、ゴールへ突進した学が倒されて今日２回目のＰＫ、
またも藤田があっさり決めて５点目、
藤田はハットトリックを達成だ。
途中交代で、端戸、ジョンドンホが出場するも、
俊輔は温存することができた。
５対１で試合終了。
一時はどうなることかと思ったけど、
なんとか格好はついたな。
１失点は惜しかったが、ここは八戸の選手を讃えよう。
遠く横浜まで乗り込んできた、元気な八戸サポーターにも拍手だ。
今日の責任者は、栗原、兵藤、このふたりってことになる。
とにかく、いい形で勝ててほっとしたぜ。
天皇杯、次の３回戦は、
10月16日、ニッパツ三ツ沢球技場で、栃木ＳＣと対戦する。
まだまだ、負けられない相手だ。
挨拶にやってきた、ヴァンラーレ八戸の選手にも大きな拍手。
東北社会人リーグの優勝と、ＪＦＬ昇格を陰ながら祈るぞ。
ＪＦＬ入りしたら、また三ツ沢でいいプレーを見せてくれ。
今日のビールは、ＪＦＡ系列主管ってことでキリンビールだった。
キリン好きのおれとしては、３杯頂いといた。