好調のマリノス、
日程的には水曜日のカップ戦もあって大変だが、
リーグ戦は、G大阪をホームに迎えた。
日産スタジアムには巨大なウルトラマンの姿があった。
それでも、本物よりは小さいんだろう。
最近は、マリノスのホームゲームも天候に恵まれてきた。
試合前には、鹿島の時と同様、
G大阪との19年に及ぶ激闘の映像が流れた。
確かに、G大阪もしぶとくずっとJ1にいる。
このへん、相手チームにも敬意を表した映像が非常にいい。
そういえば、おれ自身、
初めてのJリーグ観戦もG大阪戦。
1993年5月19日、三ツ沢球技場だった。
場内には、ウルトラセブンとウルトラマンゼロが出現。
マリノスの先発選手コール中、
どこに敵がいるのかは判らないが、とにかくピッチを守ってくれた。
巨大化しなくても、やっぱり頼もしいもんだなあ。
今日のマリノスの2トップは、
マルキーニョスと小野裕二。
カップ戦ヒーローの大黒が控えに回った。
ほかにも、小椋や谷口がサブなんだから、
かなり選手層が厚くなってきた感がある。
マリノスは、調子の上がらないG大阪相手に、主導権を握った。
しかし、なかなか決定機は演出できなかった。
後半に入り、サイド攻撃が活性化、
特に学とドゥトラが絡む左サイドから好機をつかむと、
うまくPKを獲得する。
しかし、俊輔がクロスバーに当ててしまった。
報道によれば、なかなか現公式球が掴めないらしい俊輔、
必死に練習に励んでいるというからしかたない。
学が脚を痛めて大黒と交代し、
左サイドは小野裕二が務めることになった。
精力的にクロスボールを入れるものの、
なかなかシュートまで持ち込めない。
試合終了間際のFKのチャンスには、
狩野健太が交代出場してきた。
敢えて俊輔に代わってFKを蹴った。
ピンチキッカーといったところか。
結局、これも入らず、このまま0対0の引き分け。
不調の相手に勝っておきたかったが、
久しぶりの無失点はほめておきたい。
G大阪サイドはブーイング、
こちらは拍手で迎えられる。
俊輔は、手を合わせて、”ごめん”という表情。
引き揚げる俊輔に、俊輔コールが送られた。
マリノスのファンはちょっと優し過ぎるときもあるが、
今日はいいでしょう。
がんばってくれ俊輔。
おれたちは信頼してるさ。