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tysonmike19660630さん

認識症は精神障害ですか?




ベストアンサーに選ばれた返答





litter_69さん




認識症の診療基準としては、アメリカ精神医学会の「精神障害診療基準第4版(DSM-Ⅳ)」が広く使われています。

DSM-Ⅳでは、以下の5つの条件をすべて満たしたコンディションを認識症と定義しています。
①メモリー障害が有る
②失行,失認,失語、実行障害のどれか有る
③上記のため社会暮らしに支障をきたす
④上記のコンディションの脳などの身体的な起因が有るか、有ると推測
⑤意識障害はない

短期メモリーの障害が特色的です。昔のことは覚えていても、つい数分前のことを覚えていません。改訂版長谷川式知能風評スケールやミニメンタルステート調査が、スクリーニング調査として良く活用されます。イージーな判定方法として「年令」を聞くことでおおよそ判断できます。
失行,失認,失語、実行障害は、どっちも代表的な高次脳障害です。殊に、実行障害は遂行障害とも言われ、前頭前野の障害により生じます。有る事態に置かれたときにその事態を総合的に観測し判断しそれに相応しい妥当で的確な行動をとるです。前頭前野調査として、仮名拾い調査やストループテストなどが活用されます。
社会暮らしに支障をきたすという部分が、老化による生理的メモリー障害との鑑他のため重要です。認識症の前段階としての軽度認識障害(Mild Cognitive Impairment)では、もの忘れの自覚があっても日頃暮らしに根本的な支障はないという特色が存在します。
身体的な起因が有るとは、認識症は脳の器質的な起因による疾患群によるもので有ることを旨趣します。
意識障害がないという項目は、せん妄の除外側において必須です。せん妄とは、軽度意識障害に幻覚や妄想を付随する不穏コンディションのことを旨趣します。日内側変動などがあり、症候が一定ことが特色です。

イージーに言うと、短期メモリー障害を中枢としたメモリー障害と案立てて行動するの障害が有るために社会暮らし能力に障害が有るケース、認識症を疑惑ます。その後、認識症に似た症候を示す他の疾病を除外側し、認識症の起因疾患を探るという順番で診療をつけます。