7月18日~22日に開催された大邱チメクフェスティバルに合わせ、
大邱に行ってまいりました。
7月の大邱(7/18~23)レポをスタートします。
初日。
エアプサンの成田-大邱便で大邱空港へ。
定宿のラブウェイモーテルに荷物を預け、バスで
慶尚監営公園の北側にあるハンドメイド靴通りへ。
この付近にある2つの展示館を紹介します。
1つ目は、ハンドメイド靴通りから모루の案内板がある路地へ入ると
昭和テイストの建物が。
その向かいにあるのが、
北城路技術芸術融合所「MORU」
かつて東西500mに渡り工具専門店街が形成され、活気のあった北城路(プッソンノ)ですが、
1990年代に入り衰退してしまいました。
そんな北城路の再活性化の拠点として、
10年余り廃屋として放置されてきた旅館の建物を
リノベーション、本年5月にオープンしました。
北城路工具博物館に展示してあった工具などの展示品と、
数年かけて収集したものが展示されています。
1階はMaker's Factory(作業所)と
匠人の部屋(展示室)
2階はMade in 北城路という展示館になっています。
カメラマンが、北城路に2軒だけ残る鍛冶屋を営む人物や、
北城路工具通りに移転し60年以上の時を過ごし、
現在80代を迎えるハラボジたちにインタビューした映像が。
日本からの解放後である1947年に、11名の韓国人が北城路に移り住む、
米軍部隊で使っていた廃工具を販売し始めました。
以降国産工具が製造され、それを求める人々が増えると、
腕の良い職人たちがこの地に集まるようになり、
東西約500mに渡る「北城路工具通り」が形成されました。
衰退してしまった北城路(プッソンノ)を再活性化させるため、
2011年から大邱市中区と芸術家たちがプロジェクトを立ち上げ、
大邱ハル、mixcafe Booksungro、塩倉庫 といった日本統治時代の建物を
リノベーションしたカフェなどが作られています。
モル(모루)
住所 大邱広域市中区大安洞3-1(대구광역시 중구 대안동 3-1)
道路名住所 大邱広域市中区西城路16キル92-1(대구광역시 중구 서성로16길 92-1)
電話番号 053-252-8640
観覧時間 10~18時
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、1月1日、名節(旧正月・秋夕)当日
香村文化館(ヒャンチョンムナグァン)の手前を西に入ると、300余メーターほどの通りに
オーダーメイドの靴を製造・販売したり、関連業務を営む店が60軒ほどを連ねています。
2軒目の展示館は、ここに昨年オープンした香村ハンドメイド靴センター。
入ってすぐ左手に人の気配を感じたので「アンニョンハセヨ」と挨拶したところ、
なんと人形でした(爆)
文化解説士の先生が、左奥に座っていらっしゃいました。
1階には各お店の商品が展示されており、名刺も添えてあるので、
気に入った靴の販売店がすぐわかるようになっているのだと教えてくださいました。
魂を込めて一から十まで手作りする、世界でひとつだけのハンドメイド靴。
この一帯が大邱の文化の中心地だった1970年代から、
輸出促進政策のためハンドメイド靴産業が盛んとなりました。
1980年代には、正月や秋夕のプレゼントとして
ハンドメイド靴が人気を博したそうです。
1990年代のIMF経済危機により、休業・廃業する店も増えたそうですが、
デザイン、裁断、靴底づくりなど、製造工程の一部に従事する零細自営業として、
現在でも300mほどの通りに60軒ほどの店舗が営業を続けています。
2階には靴づくりの材料やミシンが展示されています。
正方形の窓からは、お向かいにある慶尚監営公園(キョンサンカミョンコンウォン)が見えます。
靴づくりの工程を映像で紹介していました。
要所要所で指で靴クリームを塗りこむ姿に、職人魂を感じました。
10名以上ならカード入れ、キーホルダー、お札入れ、ブレスレットづくりを
教えてくださるそうですよ。
材料費 3,000~10,000ウォン(要予約)
香村ハンドメイド靴センター(향촌수제화센터 ヒャンチョンドンスジェファセント)
住所 大邱広域市中区大安洞19-3(대구광역시 중구 대안동 19-3)
道路名住所 大邱広域市中区西城路14キル78(대구광역시 중구 서성로14길 78)
電話番号 053-661-2995
観覧時間 10~18時
休館日 毎週月曜日、1月1日、名節(旧正月、秋夕)当日
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