子供の頃、家の近くに観音様がありました。
毎月1日と18日にはたくさん方が我が家の前を通ってお参りに行かれます。
参道の両側の家の方々は、梅干しや高菜漬け、お餅や手作りのお菓子など軒先に並べて売っていました。子供の欲しがりそうなものはなかったように思いますが、お客さんと地元の方のその賑やかな様子は 、子供心にも楽しい気持ちになっていたように思います。
縁日でなくてもよく遊びに行っていたことを懐かしく思います。
お堂の空気が凛としていて心地よく私の好きな場所でした。
観音様ってとっても美しいお姿をされていますよね。
言い方が悪いかもしれませんが、とってもおしゃれな仏様だと思います。
手には花を持ち、胸にはステキなアクセサリー?
おまけにお肌もツルツル。
オシャレで美人の条件はバッチリ整ったお方!なんて思っちゃっていましたよ。
そうです!昔の私は観音様は女性の仏様だと思っていたんです。
でも、違うんですよね。観音様って女性でも男性でもないんです。
困っている私たちを救うために、ときには男性のお姿をされたり、女性のお姿をされたり、身分も上から下までいろいろな身分に身を置いて私たちにお力をくださっているのですね。
観音様は自由自在何にもとらわれることなく、ただひたすらに衆生(私たち)を幸せに導いてくださっているのですね。
身近に観音様を感じられると幸せですね。