今日は無財の七施についてお話ししてみたいと思います。
無財の七施の教えは、日常生活においてお金がなくても物がなくても、周りの人に喜びを与えたり、また、自分自身を高めていくことができる方法です。
身近な奉仕や実践によって自分を高めたり周りの人の心を和ませることができます。
1 眼施(げんせ)優しい眼差しで人に接する
相手を思いやる心で優しい眼差しを向けましょう
2 和顔悦色施(わがんえつじきせ)にこやかな顔で接する
和やかで穏やかな笑顔で接しましょう
3 言辞施(ごんじせ)優しい言葉で接する
相手を思いやる優しい言葉で接しましょう
4身施(しんせ)自分の身体でできることを奉仕する
荷物を持ってあげる。困っている人を助ける。良いことを思いついたら実行しましょう
相手にも喜んでもらえ、自分の心も高まっていきます。
5 心施 (しんせ)他のために心を配る
慈悲の心、思いやりの心で心底から喜びまた、共に悲しむことができるようになりましょう
6 床座施(しょうざせ)席や場所を譲る
「どうぞ」の気持ちで譲りあうことです。すべてのものを分かち合い、譲り合うということです。
7 房舎施(ぼうじゃせ)自分の家を提供する
人を家に泊めてあげたり、休息の場を提供することは様々な面で大変なことですが、普段から来客に対してあたたかくおもてなしをしましょう。お遍路さんのお接待もこれにあたります。
誰にでもできる「無財の七施」していただいた方もさせていただいた方も幸せになるお布施ですね。
まずは一つからでも真心のこもった布施を実行できればいいですね。
周りの人たちとも仲良くでき、幸せに暮らすことができると思います。