アラフォー、アラフィフ、アラ還と呼ばれる世代の人(僕もその世代の一人だけど…)が若い頃に果たせなかった想いを実現する、ある種のサークル活動に対して、僕はザワつくことが多い。
そこに属することで、元気になれたり、明るく前向きになれたり、新しい友だちができたりして、人生にハリが出てくる人たちもいるから、本来素晴らしい活動であり、場なんだと思う。
だから、やってる人を批判的に見ている訳ではない、です。念のため…。
話を戻して、そうだと分かっているのに、何故ザワるのか、その答えが分かった。
草創期には、発起人の「これいい!」とか、「こんな場があったらいいよね!」というアイデアに、「賛成!」とか、「そういう場を欲しかった!」と共鳴する人たちが〝自発的〟に集まってくる。
つまり、同じ周波数帯の人の集まりなので、ハーモニックで、とにかく楽しいし、活発な空気が生まれる。
ある程度の期間、継続すると噂を聞きつけて参加を希望する人も出てくるし、そのサークル自体も新しい風を求めて新規加入者を求めるようになる。
自ら希望して参入してくる人たちは、そのサークルの周波数に共鳴しているから、何の問題もない。
自分たちがやってみて、こんなに楽しいんだから、教えてあげない手はない、と思うのは、人間として当然の心の動きだ。
で、お友だちを誘ってみる。
誘ったお友だちが大乗り気なら、問題にならないけど、「何かが変わるかも…」と、そのこと自体を楽しむためではなく、別の何かを期待して、さほど乗る気じゃないけど参加してみたり、本当は関わりたくないけど、圧に屈して断りきれずに参加してみたりした場合、既に出来上がっている周波数と、新規参入者の周波数の差が大きくて、ある人は弾き飛ばされるだろうし、無理をしてその場に留まろうとする人は、疲弊して不協和音を奏でることになる。
そんなメンバーが一人、二人と増えて、ある程度の数になると、そのサークルが発する周波数自体が不協和音となってしまう。
僕がザワザワしてしまうのは、この段階になってる集団なんだと思う。
人の目に触れるレベルになってから、そこに入り込もうと思うなら、自分で決めて、入りたくて入りたくて仕方ない、夢にまで見るレベルまで、自分の感情、周波数を上げておく必要があるんだと思う。
そうすれば、すんなり溶け込めて、弾き飛ばされることもない…
そう、車の高速道路での流入の原則と同じように。
自分が決めて入ったなら、辞めるときも、自分が決めれば簡単に辞めれるけど、誘われるままに断りきれず、押し切られて入ったら、きっと辞めるときも大変な思いをすることになると思う。
サークルに限らず、目的、活動の如何を問わず、何らかの集団、組織に関わるときには、まず自分のエネルギーと、その集団のエネルギーを丁寧に観察し、自分ときちんと対話することが何より大切だと思う。
自分と対話して、自分のエネルギーの回転数を十分上げてからでも、全然遅くはないんだから。