先日、ショックな出来事を聞きました。
バンコク在住の駐妻の方が、小さなお子さんを2人残して、自宅マンションから飛び降りて命を落とされたそうです。
報道や噂ではいくつか引き金になったことがあると言われています。
ですが、何が背景にあったのか、直接の原因は何だったのか、全てを把握するのは、他人である私達には不可能だと思います。
でも、それでも強く思うこと。
何とか彼女の命を繋げることはできなかったのか。
自分の都合ではなく、夫と会社の都合で移り住んだバンコク。
駐妻の私たちは、知ってる人も知らない人も、バンコクの生活の荒波を日々乗り越えている戦友のように感じています。
そして駐妻は、何かしら悩み、苦しむときがあるんです。
日本での交友関係の断絶
異国でのワンオペ育児
激務の夫がほとんど家にいない
自分のキャリアの断絶
初めにも書きましたが、今回命を落とされた駐妻の方が何を悩まれていたのかは、はっきりとはわかりませんが。
ただ、4歳と生後3ヶ月のお子さんを残して逝かなければならなかった心の闇はなんだったのか。
歳の近い2人の子供を持つ母としても、本当に胸が苦しいです。
駐妻は決して華やかなものではない。
もちろん、日々貴重な体験をしています。
バンコク生活での経験は、私の財産になっていくと思います。
でも、やりきれない思いや悩みを抱える駐妻は多いんです。
私も、眠れないくらい悩んだ時期もありました。
日本にいると羨ましがられることの多い駐妻の生活。
外見と現実のギャップが大きいと感じます。
そして、この駐妻の抱える思いや悩みの根源は、夫なのか会社なのか。
苦しむ駐妻を救える術は何なのか。
多くのことを考えさせられています。