2023 アメリカの学会 ② 学会初日  | くまきち、ボストンをいく

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2011年8月より米国ボストンへ留学中の3?歳、医師が政治、社会問題からグルメ、ゴシップまで、感じたこと、思ったことをだらだらと書き連ねていくブログです。

 到着した日は何もできず寝るだけで、2日目からは学会に参加する。

まずは恒例のダンキンでドーナツとマフィン、そして無糖のアイスティーで準備を整える。

4年ぶりのダンキンは、ノスタルジーという風味も加わり、かなり美味しい。しかし高い。

全部で10ドル即ち1500円である。物価の高騰もあるのかもしれないが、とにかく円安がつらい。

 

 今日は朝からポスター、夕に口演である、院生達もだいぶ緊張している。

ポスターが臨床研究のポスターであるが、この手の学会ではあまり臨床研究に人が集まってくることは少ないのだが、今回我々のポスターには結構人が集まってくる。

後輩を留学させているドイツの大学の人もやってきて、あれこれとディスカッション。うちの後輩がお宅の所に留学していますというと、そうだったか、また言うとくわ-と、世界は狭いなと実感。

そうこうしているうちにあっという間に2時間が終了。

後輩も英語を心配していたが、人が誰も来ないよりはずっと充実感があったようで、『楽しかったです』とのこと。

 

昼ご飯は近くの店でロブスターロール/クラブロールとロブスタービスクを食べることに。

これも久しぶりに食べる味だが、美味しい。

後輩もこんな食べ物食べたことない、美味しい、と満足してくれた様子。

 

夕方は後輩の口演である。

普段はその後輩は発表も流暢で質疑もシニアの手助けを借りることもなくテキパキと自信満々に応えるのであるが、英語となると別である。医局の中で米国人を相手に行った予行でも、全く質問も答えられず、というか聞き取れずフリーズしていた。

そして口演がスタート。発表自体は練習のかいもあって、スムースであった。

そして懸案の質疑であるが、1個目はまさかの日本人からの質問。分かりやすい英語であり理解はできたようであるが、言葉が紡げない。ちょっと出ていこうとしたところで、何か回答し始めたので、まあ良いかと一旦引き下がる。次の質問はネイティブからでこれは早い。ここに至っては完全にフリーズしていたので、私が出ていきそこで多少のディスカッションがあり、何とか終了となった。

行くことを躊躇していた後輩はその彼であったが、何とか終わって、ほっとしたとともに、かなり充実感もあったようだ。