マシュー・モリソン ~Live at Billboard Live TOKYO~
場所:Billboard Live東京
日程・ステージ:2018年2月27日(火) 2nd stage(21:30開演)
席種:自由席 12,000円
オーチャードホールに引き続き、行ってきましたビルボード東京。
このジャパンツアーのオーラスです。
このビルボードの入っているミッドタウンはほぼ毎日来ている庭的存在なのですが、こんなに近くでこんな非日常の体験ができるとは。
オーチャードとはまったく雰囲気も変わって、まるでNYの54Belowにトリップしたような気分。
今日の席は「自由席」エリアなので整理番号順に好きな席を選べます。
ブラッドさんのいるピアノ寄り前方を狙っていましたがやはり考えることはみんな一緒、すでにほとんど埋まっていました。
そしておそらくこちらサイドはマシューにダンスを強いられる(?)エリアでもあるので、典型的シャイな日本人の自分はそれを避けたいという思いもあって、結局上手側の最前列をチョイスしました。
(シャイでも前方で見たいという厄介な性格)
でもこんな空間でお酒を飲みながらブロードウェイスターのパフォーマンスを堪能できるなんて、この上ない幸せ。
しかもここは日本だよ。
バンドの前奏が始まると客席後方の階段からマシュー登場。
今回の登場も格好いい!
前回サイドに撫で付けていた髪が今日は後ろでキッチリ結ばれている。
オーチャードの時は踊るたびにサイドの髪が乱れていて個人的に気になっていたのだけど、どうやら気にしていたのは私だけではなかったみたい。
そして客席を横切りステージ上へ。
とにかくものすごい近い!!
近すぎて隣の人と思わず笑いあってしまうくらい。
そもそも目の前にいるホーンセクションの方々に手を伸ばせば触れそう。
マシューは石田純一並の素足に革靴で足首のタトゥーまでチラ見えできちゃうほどの距離。
「コンニチハ、マシューモリソンデス」と日本語のあいさつの後、「これが日本で最後の公演だよ」とマシューが英語で言うと客席から「Oh…」。
ここはアメリカか!?ww
オーチャードと比べるとなんだか終始リラックスムードでそのせいかMCの英語も若干早いような??
今回はゲストもなく正真正銘のソロライブ。
「雨に唄えば」がなかったので傘プレイは見れなかったもののその代わり(?)帽子を多様に使ったり、前回失敗していたマイクスタンド捌きも今日はばっちり決まってました。
「トニー賞コンサート」の時、井上芳雄さんも言っていたけどこの人は小物遣いが本当にお上手!
「It Don't Mean A Thing」「Ain't No Sunshine」などをジャジーな雰囲気たっぷりに歌い上げたり、『マイ・フェア・レディ』『South Pacific』『FINDING NEVERLAND』というミュージカルナンバーを感情こめて歌いながら踊ったり。
セットリストはオーチャードの1部2部をミックスしたような感じでほとんど違いはなかったけど、距離感が近いとこんなにも満足感が違うものか!
「It's All Right With Me」では、マシューが指名したバンドメンバーがソロを披露するコーナーのようで「メンバーがいちばん怖がる時間」みたいなことを言っていたと思うのですが(たぶん・・・)、トロンボーンの女性がソロを披露した後「がんばった」みたいな感じでキスしていて、そうゆうさり気ない仕草もいちいちカッコよすぎ。
そしてお馴染み「Sway」。
客席降りはやはり下手通路側、もう狙いをつけていたようでまっしぐらでした。
ただその時ひとつ後ろのテーブルの女性がものすごい絶叫をしていたのですが、実はその方最初から最後までずーっと騒いでいて、終いにはマシューにまで突っ込まれる始末。
たぶん演者さんにアピールしたかったのかなと思うけど、行き過ぎっていうか悪目立ちというか・・・本当にこれだけが残念。
その後はオーチャードに引続き日本語で「上を向いて歩こう」。
そして本編最後は『Hairspray』メドレー。
この中の「Good Morning Baltimore」はいつも舞台サイドの階段に座って歌うのですが、この日はなんと私の目の前、っていうか真横(!)に座るという最高のシチュエーション。
本当に狭い空間なので手を伸ばせば膝に手が置けるwくらいの距離。
でもこんなに近いと逆にどんな顔していいのか分からない。。
アンコールでは登場時にハイタッチを頂き、「Let It Be~Hey Jude」でシングアロング。
最前センターのお客さんに「君、いい声だね」と言ってマイクを向けたり、観客のドリンクを飲むプレイ(?)を披露したり、最後まで楽しませてくれる極上のエンターテイナー。
そうそうこの日ピアノマンのブラッドさんの奥さまも客席で一緒に観ていたりして、本当にアットホームで素敵な時間でした。
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