所  謂、  東  京  散  歩。 -23ページ目

所  謂、  東  京  散  歩。



世 間 に 遍 く 知 れ 渡 っ た 名 所 や、

少 し 胡 散 臭 い 好 事 家 向 き の 数 多 の 珍 ス ポ ッ ト。

倦 む こ と の な い 東 京 散 歩 の 備 忘 録 で す。

kabuki


 建て替え前の「歌舞伎座」よりも
 屋根瓦が少し白っぽくなった(新品だから?)以外は
 全く変わらない印象の、
 新しくなった「GINZA KABUKIZA」。
 見た目はほぼ完成で、
 こけら落としまでのカウントダウンの日数を記した看板が
 玄関脇に立てられていました。
 
 新たな劇場が出来上がって
 初めて行われる催し物をさす【こけら落とし】という
 案外聞き慣れたこの言葉。
 しかし“こけら”の漢字はとても紛らわしくて
〉と書き〈〉とは違うのです。※このサイズにしても微妙な違い・・・(@_@)
 “つくり”のセンターの縦棒
 柿(かき)とは違って
 上から下まで一本で通っているのが
 杮(こけら)漢字
 ※通常ポイントでは、全く変わりません。読み仮名は必須(T▽T;)

 杮(こけら)とは「木片」のことで
 工事の最後に建物を掃除し「木くず」を払って
 落とすことから来ているようです。
【杮(こけら)落としを見ると寿命が延びる】ともいうそうなので、
 長生きしたい方はこの機会に是非!
 “超プラチナチケット”の様ですが・・・。


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tokkuri


 “とっくり”と“お銚子”は普段
 同じモノのように扱われます。
 
 飲み屋で「お銚子1本!」と頼むと、
 出てくるのは“とっくり”。
 水筒代わりに使われていた“ひょうたん”の
 形を真似て陶器で作られたのが“とっくり”で、
 酒を注ぐと「とくり、とくり」と音がすることから
 名づけられたようです。
 
 一方“お銚子”は【かねへん】からも分かるように
 元々は金属製の酒器の名前。
 おひな様の“三人官女”の一人が手にしているアレです。
 しかしお燗をするのに適した“とっくり”が
 お酒の入れ物の主流となり、
 いつの間にか混同されてしまったようです。
  
  
 写真は目黒通り沿いにある「玉川神社」の
 境内に立つ“とっくり楠(くす)”。
 この尋常でない下ぶくれの形はまさに“とっくり”で、
 絶対“お銚子”とは間違えませんネ。
 ※お酒の飲み過ぎによる“メタボリックシンドローム”の末期のようにも見えますが、枝葉を元気に広げていたので心配は無さそう(^_^)v


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TAKO


「ありがたや 福を すいよせる たこ薬師」
 なかなかの名作コピー、
 イラストも可愛らしく味わいがあります。
 ※ここ「成就院」の本尊“薬師如来像”は3体のタコの上に乗っていらっしゃるのだとか。秘仏のため、年1回のご開帳(1/8)でしか見る事はできませんが・・・(^_^;)

 餌の入った瓶の蓋をねじって開けたり
 ワールドカップの勝敗を当てたりもするから、
 タコが「福を吸い寄せる能力」を持っていないと
 完全否定はできないような・・・。
 
 手前に立っているのは「阿弥陀如来像」と
 その左右に3体ずつ並ぶ「観音像」と「お地蔵様」。
 江戸幕府二代将軍・秀忠の側室「お静の方」が
 正室「崇源院(江姫・2011年NHK大河ドラマの主人公)」の嫉妬に怯えながら
 身ごもった子供の安産と健やかな生育を祈って
 ここに祀ったものだとか。
 
 子供である「保科正之」は立派に育ち、
 後に会津松平家の祖となり
 四代将軍・家綱の後見人にも任ぜられているので、
「福を吸い寄せる効果」は
 本当に有ったようですね~。
 

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OOKAMI


「渋谷」駅から「宮益坂」を上がってすぐ左手に見えてくる
 長い石段の上が「御嶽(みたけ)神社」。
 その社殿の前に行儀良く2体並ぶのが
 “狛犬”ならぬこの“ニホンオオカミ”の像。

「イソップ物語」で、
 羊飼いの少年は退屈しのぎのいたずらで
 山の坂道を駆け降りながら
「オオカミが来たぞ~」と叫びます。
 初めは驚いて家から飛び出してきた村人たちも
 何度も騙されるうちに少年を信用しなくなり、
 本当にオオカミが来た時には誰も出てきてくれず
 少年はオオカミに食べられてしまいます。
 
 “ニホンオオカミ”の像を
 それも「渋谷」駅近くで見たなんて何度も言っていると、
 私も最後には誰にも信用してもらえなくなるの~?
  
 でも確かに坂道の上で見たのです!
 ※これ自体はブロンズ製の新しい造りですが、社務所で保管されているという江戸時代作のニホンオオカミの像を原型に制作されたものだとか(°∀°)b
 

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226


 77年前(1936年・昭和11年)の2月26日、
 ひどく寒い雪の日に起こった事件です。
 
 この事件は、
 凶作により東北の農村で
多くの餓死者が出る中   
 “財閥”だけが富を得ていることに“憤り”を感じた青年将校らが
 国家改造を目的として起こしたクーデターで、
 首相官邸・閣僚の私宅・警視庁・朝日新聞社などが襲われ
 髙橋是清大蔵大臣他数名が殺害されました。
 
 クーデターはすぐに鎮圧され、
 首謀者とされた19名は「東京陸軍刑務所」で処刑されました。
 そして1965年、
事件から30年を記して
 当時の「刑務所」の面影が残る赤煉瓦の塀の脇に
 立てられたのがこの『二・二六事件慰霊碑』。
 
 ここは現在「渋谷税務署」の敷地内。
 一部の者だけが富を得て“憤り”を感じられないように、
 今の時代は「税務署」がしっかりと目を光らせています!
 という象徴にもなってるの?
  

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tetsu


 “児童公園”などに「D51(デゴイチ)」などの引退した
 “蒸気機関車”が展示されてることがありますが、
 よく見るとボロボロに錆びていたり
 コールタールでベッタリと塗り固められてたりして、
 もう二度と走ることなど・・・。
 
 それに比べて
 この機関車のなんとキレイな保存状態!
 ピッカピカで今にも煙を吐きそうです。
 
 明治24年(1891年)にイギリスで作られた「1B1型」の蒸気機関車。
 大阪の鉄道会社が輸入したものが
 回りまわって西武鉄道(当時は多摩湖鉄道)に譲渡され、
 昭和40年(1965年)に日本ニッケル鉄道(上武鉄道、現在は廃線)
 廃車にされた車両です。
 
 ここは「昭和鉄道高等学校」、
 校名に「鉄道」の文字が入る日本で唯一の高校。
 “122歳”になるようには見えない
 機関車の磨き上げられた“肌”の輝きを見ると、
 鉄道に対するこの学校の深い愛情が感じられます。
  

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okamoto


「四谷」駅の近くにある「持田製薬」の本社。
 この会社は1970年開催の『大阪万博』“太陽の塔”の地下で
「5億倍の二重螺旋構造のDNA模型」を
 展示した会社だそうです。
 
 そして玄関前に置かれたこのオブジェ。
 個性的な造形なので一目でお見通しの方も
 いらっしゃるかとは思いますが、
 “太陽の塔”の作者でもある「岡本太郎」の作品【歓び】。
 2代目の社長さんが太郎氏と
 交友があったため依頼したのだとか。

「渋谷」駅連絡通路の「明日の神話」を初め
 都内を歩くと「岡本太郎」の作品に
 各所で出会えますが、
 これもとっておきの逸品です。
 

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ana


 ウサギの穴は「不思議の国」へと続くトンネル!?
 
「勝どき」にある「@btf」というアートギャラリーのに、
 少しかがんで小さくならないと通り抜けらない
 不思議な穴が空いていました
 グラフィックデザイナー・仲條正義さんの
 ポスター展を見に行ったのですが、
 このアクの強い部屋の間仕切りに
 一番魅せられてしまって・・・。
 展示作品よりもインパクトのある
【ギャラリーの壁】ってどうなの?
 
 エントランスは古~い倉庫の入口のままなので、
 秘密の隠れ家に忍び込むような
 ドキドキ感も味わえる
 とっても刺激的な場所でした。
 

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TOKIWA


 実際にこの近所に昭和57年(1982年)まで建っていた
 木造2階建てアパートの復元模型です。
 2階部分が賃貸で
 そこにあったのは四畳半が10部屋と共同台所とトイレ。
 模型の台座に描かれていた“部屋割り”(1956年5月当時)によると
 階段を上り入って右手には
「石ノ森章太郎」→「赤塚不二夫」→「藤子・F・不二雄」→「藤子不二雄Ⓐ」の部屋が
 並んでいたとか。

 この建物の名は【トキワ荘】、
 マンガファン成らずとも
 一度は耳にしたことがあるのでは?
 それにしてもここ、
 “カリスマ”の人口密度が高過ぎます!!
 
 これだけの人材が集まったのは、
 初めに住んだ「手塚治虫」を慕って
 という理由だけでは無く、
 忙しい時お互いにアシスタントをさせて
 作品を遅れさせないようにしようとする
 出版社の思惑もあったようで、
 入居許可が出るマンガのレベルは
 相当に高かったようです。
 ※この「木造アパート型記念碑」は、「トキワ荘」跡地から200m程離れた「南長崎花咲公園」に建てられています('-^*)/
 

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NUKU


 このごろは
 ますます少なくなって、
 さみしくなったな~って感じ・・・。
 
 でもとっても庶民的で
 なんかホッとする不思議な魅力で、
 実は熱烈なファン
 たくさんいらっしゃるのでは・・・。
 
 散歩していて見つける
 街の“銭湯”みたいに
 なぜか気になるその存在、
 温水(ぬくみず)洋一さん。
 その風貌にピッタリな
 妙な“名字”にも強く心惹かれます。