ある日、いろーんな意味で衝撃を受けた私。
会社員として日々働く中で、私より一回り以上も年齢が下の女性が、株の売買の話をしている。
為替相場の話を、スイーツと同じトーンで話をしている。
自分ってこんなに歳をとっているのに、どんだけ世の中の事に目をつぶって生きてきたんだろう?
新聞もろくに読まず、興味の赴いた勉強だけやって、ちっとも常識を知らないおばちゃんなのに、仕事の不満や給料の不満ばかりが口をついて出ていた。
自分はいくら頑張っても認められない。大卒の初任給に毛の生えた程度の給料しかもらえないのはなぜ?
なぜ後から入社した若い男性の方が仕事できないのに入社した途端年収追い越されるんだろう。
そう。私は事務職なのでお金を生む仕事に就いていないからなのです。
社内で株やら不動産投資やらの会話が聞こえてきた頃、こんな本に出会いました。
いまはネット証券で月額500円から投資が始められる時代とやっと知ったのです
私が若い頃はバブル全盛期。
株も土地も右肩上がり。(そこだけ聞こえてて自分に手の届くものとは思っていなかった)
株も土地も買うには沢山のお金が必要。
女性は結婚して子供を2~3人生んで家を買って、旦那様は終身雇用で退職金をもらった後に年金生活でくらしていけるという図式があって。
みんなそれにのっかっていけば幸せな人生を終える。
はずだった!
うん。それじゃダメって誰も教えてくれなかったんだよね。
本を読んでから、この金額ならば自分にも投資できるかもね?
とあちこちの無料セミナーに行き、ネット証券で口座を開設し投資信託しつつ、ちょっとだけ株買ってじわじわ上がるのを待つ。
そんな楽しみを覚えたのでした。