先日、次男の通う幼稚園の卒園式がありました。
普段から縦割り遊びに力を入れている園で、『仲良しグループ』という年少さんから年長さんまでミックスの
縦割りグループがあって、年間通して運動会や遠足などの行事やうさぎ当番まで
このグループで活動することがたくさんありました。
そして、この仲良しグループで一緒になった年長さんのおにいちゃんのことが大好きな次男。
家でも「ぼくの大好きな○○くん」と話によく出ていたし、帰り道が一緒になるととても嬉しそうにしていました。
ありがたいことに、相手の男の子も次男のことをとてもかわいがってくれて、
一緒に歩くときは、そっと手をつないでくれたり本当によくしてくれていました。
そんなおにいちゃんとのお別れとなる卒園式。
卒園式がどういうものなのか、卒園するっていう意味がわかってるのか心配でしたが
1週間ほど前から、寝る前に「明日はまだ年長組さんいる?」と寂しそうに確認するようになりました。
卒園式当日、「大好きな○○くんにちゃんとおめでとうとありがとうを言っておいで」と送り出しました。
そして、お迎えに行って、帰り道、かばんの中から「ぼくの宝物」と封筒を取り出しました。
それはなんとだいすきなおにいちゃんからのお手紙でした。
なんて素敵な子。わたしも直接おめでとうとありがとうを言いたかったな。
最近、次男の就学先や将来のことをよく考えています。
わたしは全然そんな心配はしていなかったのですが、家族の中には障害やそれにまつわることでのいじめを
心配している者もいます(息子がいじめられるという前提でものを考えるなんてことができない私に
客観的な考えを示してくれたわけです)。そして、いじめが起こるまえに、逃げるという選択肢もあると言われたのですが
(実際にはもうちょっとオブラートに包まれていましたが)、この手紙を見て
逃げるという選択肢も確かにあるけど、守ってくれる人、理解してくれる人を作るという選択肢も次男には大事なんじゃないか
と改めて感じたのでした。(そしてやっぱり自分の息子がいじめられる図は想像できない・・・)
宝物といって嬉しそうに笑顔で手紙を見せてくれた次男。
その後、お昼からいつもの浣腸→排便をする必要があったのですが、
大嫌いな浣腸でちょっとナーバスになったのか、トイレが済んでから
「大好きな○○くんにもう会えないなんて」と急に号泣し始めました。
思わずわたしも次男の肩を抱いて一緒に号泣。
ひとしきり泣いたらすっきりしたのか、何事もなかったかのように
「ママおやつ」とスイッチが入れ替わりました。
連日の卒園式の練習、大好きなおにいちゃんとのお別れ。
色々次男なりにストレスも溜まってたんだろうな。
○○君、卒園おめでとう。これまで本当にありがとう。