MRI検査 | あしたてんきになぁれ

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好きなもの、好きなこと、好きな人・・・たくさんの好きに囲まれて元気に笑って過ごしたい。でも、時には毒を吐くこともあれば、うつむいてしまう日だってある。でも最後はやっぱり笑いたいから、今日は雨が降ったとしても、明日は天気になりますように

検査当日

お昼前に入院。1泊だけのことなので個室はお願いせず大部屋で。

4人部屋ですが、入院患者は次男ともう一人だけでした。

次男は1歳8か月だったのでケージ式のベッド。

夜は、付き添いの家族もその中で一緒に寝ます。

午後からの検査に備えて、お昼は絶食。

(鎮静をかけるので、嘔吐や誤嚥を防ぐため)

次男が入院した病院では、点滴での鎮静のため、事前に点滴を挿入。

処置の間は、親は処置室には入れません。

(子供にとって、お母さんは大好きな存在なのに、

嫌なことをされた場所にいると、大好きはお母さんが助けてくれなかった

という思いになりかねないので)

その分、処置が終わった後はがんばったねと思いっきり褒めてあげます。

担当の看護師さんは男の方でした。男性看護師はそんなにたくさんいないので

けっこう知ってるつもりでしたが(入院したのは、私が勤めていた病院です)

初めてみるお顔でした。看護師さんの方も、私が元々働いていたということは

家族情報からご存じでしたが、会ったことはないっていう感じでした。

でも、明るい雰囲気の方だったし、面識はないとは言え元同僚ってことで、

話やすくて気が楽でした。

片方には点滴、もう片方にはうさぎに噛まれた包帯・・・となかなか不便極まりないことになってましたが、

本人は処置の間こそ大泣きでしたが、その後は落ち着いてくれていて助かりました。

 

そして、いざ検査室へ。

私が次男を抱っこして、看護師さんが点滴棒を押してくれます。

そして、もう一人看護師さんが同行してくれて、その方は万一に備えた蘇生セットを持ってくださってました。

(検査室にも救急カートはありますが、基本成人用なので小児用の小さなマスクなどが用意されてました)

検査室の前室で医師を待ちながら、検査室に入る準備をします。

(MRIの検査室には強力な磁場が形成されているので、金属類は一切持ち込めません。

点滴棒なども、MRI用に変え、私もポケットのなかの携帯電話などを出して用意をします。

次男は呼吸状態を確認するSpO2の機械を指につけてもらいました)

今から何が始まるのかと不安になったようで、次男は号泣。

主治医の先生は外来担当日だったので、若めの医師がやってきて、

点滴からイソゾールを注入します。

泣いてた次男があっという間に静かに眠りました。

呼吸状態も問題なし。次男の耳元で看護師が手をパンパンを大きくならします。

それでも起きない次男。しっかり鎮静がかかったことを確認して検査室に入室。

検査台に寝かせてそっと離れたその時に、検査技師さんが一言。

 

「目、開いてるよ」

 

うそーーーー!

みんなが次男のそばに戻って、必死にトントンして寝かす。

が、寝たかな?と思ったら動くΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

いまだかつてこんなに必死に寝かしたことないっていうぐらい必死に寝かすんだけど、

この必死さが伝わってしまって寝ない。

寝ない

寝ない

寝ない

ようやく医師が主治医に連絡をとって、イソゾール追加の指示をもらってくれた。

で、おかわりのイソゾールを注入したけど、寝ない。

ここまでくると、私に焦りは消えてしまって、ちょっと冷静さが戻ってきました。

そして、いや、もう、そんなおかわりの量では無理やろうと思い始めてしまいました。

だって、呼吸停止などのリスクがあるので、やたらめったらイソゾールを使うわけにはいかず、

おかわりの量は元の量より少ないんです。でも、このイソゾール、効きも早いが醒めるのも早い。

元の効果が切れてきているときにあの量ではきっと無理だ。

この辺の微妙なコントロールが小児では難しいだと思います。

成人なら、最初に起きかけたところで迷いなくおかわりしてたと思います。

でも、身体が小さな小児にはむやみに使えない。。。

そして、その結果が現在→起きてる

 

無理だと思っても、寝てくれないことには検査ができないので、

やっぱり母ちゃんは必死で寝かしつけたのですが、時間がたてばたつほど薬の効果も薄くなり

一向に寝る気配なし。。。

どれぐらいの時間ねばったのかよくわかりませんが、再度医師から主治医に現状報告され。

これ以上薬剤を使うことはできないので、検査は中止ということになってしまいました。

一緒に脳波の検査もオーダーされていたのですが、脳波の検査は音もしないし

ある程度じっとできていれば起きていても検査できるので、脳波はとってみてください

ということで、脳波の検査室へ移動。

再び抱っこして移動したのですが、その間も寝る気配は全くなく、

でも、多少は薬が効いていて酔っ払いみたいなしゃべり方でテンション高めでした。

脳波の検査室に到着。

ベッドに横になって、頭に電極みたいなのをいっぱい付けます。

落ち着いていけたかな?って思うと、むっくり起き上がり、再び横にならせて

そんなことをしてる間に、頭の電極が一つはずれ、二つはずれ・・・

みたいなことが繰り返され、結局脳波もうまくとれずに終了(´;ω;`)ウゥゥ

予定していた検査できずまま、お部屋に帰って来ました。

帰り道、担当の看護師に「こんなことってよくある?」って尋ねてみたら

「小児科そこそこ長くいてますけど、正直初めてです」って笑って答えてくれました。

お部屋で再度呼吸状態の確認。

寝てないのでばっちりオッケーでした(笑)。

とはいえ、まだ薬の効果は完全にはきれてないので、転倒や誤嚥のリスクがあるので

しばらくは注意して観察するように言われ、ふわふわしてる感じの間はまだ食べたり飲んだりしないように

とのことでした、