小児科の話に戻ります。
相変わらず反りが強かった次男
テレビを観るときもこんな感じ。
ハイハイを促すためにも、できるだけうつ伏せで過ごす時間を増やしたほうがいいということで、
うつ伏せの状態が安定するように、うつ伏せでバスタオルを丸太棒のように丸めて両脇の下に入れて
お気に入りのおもちゃのキーボードをセッティングしたりもしましたが、
やっぱりこのポーズに戻ってしまうことが多かったです。
1歳を過ぎてやっと一人座りもできるようになりましたが、何かの拍子に力が入ると
そっくり返るように後ろに力が入ってまって勢いよく後ろに倒れるので、頭を打たないか
目が離せませんでした。
その頃に、生後NICU入院になってからずっとお世話になっていた主治医が退職されることになって
その後ずっとお世話になった先生に主治医が変更になりました。
相変わらず定期的に受診しては、現状を伝えてまた数か月後に再診という状況が続いていました。
その度に、ゆっくりながらも次男のペースで成長できているので経過をみていきましょうという感じだったのですが
つかまり立ちができるようになってから、その後なかなかひとり立ち、ひとり歩きという段階に進まず
停滞期に入ってしまいました。
焦らず様子をみていきましょうという感じもありつつ、でも、1歳8か月くらいまで様子をみて
ひとり立ち、ひとり歩きができないようであれば、出生時の低酸素の影響や
他の原因がないとも限らないので一度MRIの検査をしてみましょうとも言われていました。
ただ、このMRI検査、乳幼児が受けるとなると何が大変って、鎮静かけないといけないんです。
というのも、強力な磁場によって検査を行うのですが、そのためにめっちゃでっかい音のする中
狭い機械のトンネルの中で20~30分ぐらいじっとしてないといけないんですが、
そんなの乳幼児には不可能。
なので、薬剤で眠らせる(鎮静させる)必要があるんです。
各病院によって乳幼児の患者に対する方針が違いますが、次男が通っていた病院では
1泊入院で点滴で鎮静をかけて検査を行うことになっていました。
主人は、そこまでして検査する必要はあるのかと抵抗がありましたが、
私は、確かにリスクはゼロではないけれど、鎮静剤をたくさん使用する病棟で仕事をしていた経験上
リスクは限りなくゼロに近いし、呼吸停止したとしても初期対応をきちんとすれば問題はないという認識でした。
検査して何もなかったとしたら、後になって、あのときあんなに心配して検査までしたのになって
笑って話せるけど、検査しなくて後になって、あのとき検査してればってなったら
それは後悔にしかならないと思いました。
もちろん、リスクはあるので、あのとき検査しなければって後悔することもあり得るけど、
でも、やっぱりそれは限りなくゼロに近い話だと私には思えました。
そんな話を夫婦でしながらも、なんだかんだ言ってまだ先のことだし、それまでに歩くことだって十分考えられるよね
ってところで話が終わっていたのですが、結局両親の期待を裏切り、次男は1歳8か月になっても
つかまり立ちから少し伝い歩きをする程度で一人立ちには至らず、検査の話が現実となりました。
主人は相変わらず前向きではなかったのですが、後悔する選択はしたくないということで
最終的には検査することで意見がまとまりました。
入院の予約をし、検査について説明を受けます。
点滴(イソゾール)という薬剤により鎮静をかけます。
場合によっては呼吸停止のリスクがあります。
午前中に入院し、その日の昼食は絶食。点滴を入れて午後から検査。
鎮静をかけてMRIと脳波をとって、しっかり覚醒を確認して夕食は摂取可。
覚醒後は点滴も抜針。一晩様子をみて、翌朝退院。
こんな感じだったかな?入院するついでに、理学療法士の先生にもみてもらって評価してもらえることになりました。
で、入院・検査を控えた数日前に事件が起こります。
なんと、次男、
ウサギに指を噛まれた。
なかなかガッツリ噛まれてしまって、右中指を3針も縫うことになってしまいました。
なので入院するときには、右手には立派な包帯ぐるぐるのお姿でした。