財務省の文書改ざんに対する処分が出ましたが、
佐川当時の理財局長の指示であり、
すべての責任はそこにあるとのごとき内容です。
ところがその処分は停職3か月で、
わずかに退職金の1割程度の減額処分。
行政全体の信頼を失墜させたことを考慮すれば、
もし一般企業であれば当然懲戒解雇相当が妥当でしょう。
なぜこのような軽い処分となったのか。
言うまでもないかもしれませんが、
佐川前理財局長がすべての責任をかぶることで、
一連の事態の幕引きを図ろうとしており、
責任をかぶる見返りとしての軽い処分に止めた。
支払われる退職金約5000万円は
財務大臣を守り、政権に貢献した慰労金でしょう。
これが政治権力の横暴の現れです。
調査報告には「忖度」は無かったと結論付けています。
一連の問題の根源である忖度体質をそのままにして、
抜本的な再発防止策を作ることが可能なのか。
当然不可能なことは、火を見るよりも明らかでしょう。
与野党ともに忖度体質の議論を避けている現状では、
文書改ざんは無くなるどころか、
より巧妙な隠ぺいが図られるようになる懸念は払しょくできません。
文書や資料の取り扱いに関しては、
働き方改革法案のように最初から法案提出ありきで、
法案を審議する審議会でも資料の間違いを黙認し
そのまま国会に送ってしまうという
常識では考えられないことも起きています。
折角浮上した「忖度体質」の悪弊を
この際、徹底的に取り除く
政治家の決断が今何より求められていることを
与野党問わず、国会議員は肝に銘じてもらいたいものです。