平成は今日で終わり。
今上天皇は平成天皇の諡となります。
象徴としての天皇は
時代によって象徴の性格が異なります。
平成天皇は
「国民に寄り添う象徴」
と言って良いかと。
昭和天皇も主権者であったにもにもかかわらず
実質的には「神国の象徴」でしかありませんでした。
主権者としての発動はポツダム宣言受諾くらいでしょう。
神として国民の頂点に立つことから始まり、
戦後の民主国家の憲法下では
国民としての権利を持たない、
言わば主権者たる国民の最下層にあり
国により庇護されるべき存在となった。
そんな思いを持ったとしても不思議ではないかと。
昭和天皇は象徴とはどうあるべきかに
最後まで迷った天皇ではなかったのか。
それを傍で見ていた平成天皇は
象徴としてのあるべき姿を、
ただ国民に真心から寄り添うことで表そうとした。
優れた皇后の補佐もあって、
象徴としての天皇のあり方の手本を示したと言っても
決して過言ではないように思います。
天皇と皇后の両輪が、国民に暖かな心を贈った。
天皇、皇后という難しい立場で、
それぞれが一人の人間として、
人としてあるべき姿を示したように思います。
そしてこれは象徴としての最高の振る舞いではなかったか。
そんな思いを抱くのは私だけでしょうか。