フィルターベント | マレットの囁き

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「ベント」で思い起こされることは、

福島原発事故で、原子炉建屋内で

高温に熱せられた水素ガスが充満し、

爆発を避けるために検討されたのが

まさに「ベント=排気」


原子炉内に充満した水素ガスを

排気口を作って外部へ排出するというもの。


結局実現せずに、水素爆発により

津波を難なく跳ね返すほどの堅牢さを誇った

原子炉建屋が見る影もない無残な姿になりました。


このため、万が一の時に水素ガスを

原子炉建屋の外へ排出する施設を設置し、

水素爆発による原子炉への影響を回避し

放射能汚染を出来るだけ抑えようとするものです。


では、なぜ、福島原発の事故の時は

「ベント」が実現しなかったのでしょうか。


あの状態で「ベント」を実施した場合には

高濃度の放射能に汚染された水素ガスが

原子炉建屋からそのまま放出され、

放射能による汚染地域が

間違いなく拡大したからです。


結果として、水素爆発により

広範囲に高濃度の放射能が放出されたことに

変わりはなくなってしまいました。


あの段階で高濃度放射能に汚染された水素ガスを

大量に外部に放出するのは、

もちろん、放射能汚染が広範囲に及ぶことが分かっていたからですが、

それはそれとして、「ベント」による放射能汚染が問題になった時

あとからその責任を追及されることが十分考えられるので

内実を知っている人ほど、積極的には実施しようとしませんでした。


いま設置を検討しようとしているものは、

放射能濃度を段階的に減少させ、

低レベル放射能としてから外部に放出する設備です。


いくら低レベルとはいえ、放射能を放出し続ければ、

当然環境への影響は大きくなります。


事故発生時の対応として、このような措置が

果たして妥当なものであるのかどうか。

まずはここから議論すべき問題でしょう。


地元自治体に何の説明もなく、

いきなりフィルターベント設備を設置しようなどというのは

いかにも思い上がった行為と受け取られても

致し方ないと考えます。


それになにより、

なぜ、あのような事故にまで至ってしまったのか言う

抜本的な原因究明が全くなされていません。

危険を指摘する声はあったということが

後になってから分かってきましたが、

なぜ、そのような意見が取り上げられなかったのかという、

最も肝心な点を明確にしなければ、

今後の責任の所在も不明瞭で、

再び大事故を起こす危険性は避けられません。


原子力発電所は、その存在自体が危険なので、

稼働、未稼働の問題よりも、

稼動後の定期的な監査体制を

政府、官庁をあげて検討すべきです。


本質を見極めてこそ、実のある議論となります。

多角的な意見が反映されてこそ、

より安全性が高まるということを

今一度全ての関係者が心すべきでしょう。


東京電力をはじめとする電力各社の首脳は

自らの事業に臨む姿勢を再確認すべきだと言っておきます。





妖怪ワールドの続きは、近日中に(^^;


妖怪ワールドの宇宙論が物理化学の分野で

次第に証明されつつあります。

もちろん完全に証明することは

1万年後の科学をもってしても不可能ですが

科学の道しるべにでもなれば幸いに思います。