99年の愛 第4部
今日は最初から見ちゃいました。
442部隊の事は史実です。
その背景はドラマなので集約された形になっていますが、
それでも良く描かれていると思います。
戦争の残酷さ、無残さ。
同じ悲劇は絶対に繰り返してはいけない。
皆さんは、ウジに食われて死んだ兵士が大勢いたという事実を
ご存知でしょうか。
インパール作戦で、補給の停滞から撤退を余儀なくされ、
撤退の途中で多くの兵士が飢餓と病気で亡くなりました。
怪我をした兵士は、撤退の途中で動けなくなり、
怪我をした箇所にハエが卵を産みつけ、ウジが湧き、
ウジは膿んだ箇所を食う。
3~4週間で綺麗な白骨になってしまう。
至る所に日本軍兵士の白骨死体があったことから、
「白骨街道」の名が付きました。
息があるのに、自分ではウジを払いのける力もない。
みんな自分が生き延びる事に精一杯で人を助ける余力などない。
そんな極限状態を想像も出来ないほど、今では豊かになっています。
それだけに、そんな悲惨さを再現させては絶対にいけない。
心からそう思います。
最近では昔のような戦争は、イラクへの侵攻以降はありません。
それに代わってテロとの戦いと言う新たな戦争が始まっています。
現代のテロは「無差別殺人」です。
人間として最も非道な行為です。
広島、長崎の原爆投下に匹敵する、野蛮な悪魔の行為です。
テロリストの多くはイスラム原理主義者といわれていますが、
イスラム教には、無差別殺人を容認するような教えはありません。
自分たちに都合の良い箇所だけを挙げて、しかも勝手な解釈を
しているにすぎません。
テロリストの行為は憎むべきですが、
テロリストを殺しても良いという事とは別な話です。
人殺しに何の正当性などあろうはずがありません。
人殺しは新たな憎しみを生みます。
殺人の連鎖を繰り返すだけです。
これこそ「愚行」と言えるでしょう。
8月に「ハンナとハンナ」という舞台上演があり、観に行きました。
コソボ紛争を題材にした劇ですが、二人のハンナを通じて、
真の紛争解決は、「人間どうしの信頼関係の樹立しかない」事を
良く訴えかけていたと思います。
相互の不信から紛争は起こる。
そこに欲望が絡むので、複雑化してしまう。
厄介といえば厄介な問題ですが、将来に負の遺産を残さないためにも、
まずは隣国との信頼を深めていきたい。
そんな気持ちを強く抱きました。
日本でも南北で領土問題が騒がれていますが、何故、もっと良く話し合って、
一緒に共同でという考えに到ろうとしないのか、理解に苦しみます。
お互いに領有権を主張していては、何の解決の糸口にもならない。
簡単な理屈ですが、政治屋稼業を営む代議士にとっては、選挙が絡む
死活問題にもなりかねないので、国益、民益は二の次なのでしょう。
真の政治家が政権を握る日の一日も早く来る事を、祈らずにはおれません。