yahooにまた変な記事が上がっていましたね。

アクセス増やしたくないけど、読まなきゃ書けない(笑)のでざっと読みました。

フィギュアスケート界の深刻な「羽生結弦ロス」空席目立つ世界選手権、国際スケート連盟の収支は27億円悪化

一応リンク貼っておきます。
 

まあ、一言で言うとタイトル詐欺ですね。

 

本文より引用1

ISUは収支悪化の要因として、4つの理由を挙げている。

1つめは、ロシア選手の大会不参加により、ロシアからの放映権料と広告収入がなくなったこと。2つめに、コロナ禍の景気低迷によりスポンサー集めに苦戦していること。

3つめに、広告がテレビからウェブにシフトするなかで対応が不充分であることなどを挙げた。最後に羽生の引退という“スター不在”が、こうした収入面の低迷をより悪化させているとしている。

 

タイトル通りだと羽生氏引退でISUの収支が27憶円悪化したように見えますが、実際は4つの理由のうちの最後の一つに過ぎません。

 

本文より引用2

 

「今年3月の世界選手権は4年ぶりに、さいたまスーパーアリーナで開催されました。当然、連日の満員を期待していましたが、日によっては空席がかなり目立ちました」  あるフィギュアスケートファンも言う。 「ゆづ(羽生)がいた頃は、全然チケットが当たらなかった。最近は優良席でさえすごく取りやすくなったので驚いています。スタンドの後ろ半分はガラガラの状態のこともあります」

 

タイトルには「空席が目立つ世界選手権」とありますが、実際はアイスダンスと男子フリーのあった土曜日は満席。羽生氏のいた2019年(同じ会場)との大きな違いはアイスダンスから男子までほとんどの時間(約9時間)が満席だったことです。「日によって」というタイトルにない一言を入れることで嘘ではなくなっていますね。実に巧妙。

 

詳しくはこちら

 

 

本文より引用3

世界選手権のスポンサー数も、羽生が初優勝した2014年の14社がピークで、羽生が出場しなかった2022年は8社、2023年には7社にまで落ち込んだ。

 

書いていることは事実だと思いますが、解釈がおかしいですね。2014年がピークなら羽生選手の時代になってスポンサーが減ったということになりませんか?実際、2014年には浅田真央が休養、高橋大輔が引退したのでその影響が大きかったんでしょうね。

 

他にもつっこみどころはたくさんあるのですが、これはよく知らない人が適当に書いた嘘記事ではありません。事実を把握した上で(嘘にならないように)巧妙に印象操作をしている感じです。隠されたのは次のようなことです。

 

・男女ペアの3カテゴリーで日本代表選手が優勝したこと

・アイスダンスのかなだいが集客と盛り上がりに貢献したこと

・会場の雰囲気や観客のマナーが2019年より格段によかったこと

・海外の選手たちが観客の素晴らしさに感激していたこと

 

私も現地観戦したひとりですが、こういう都合の悪い事実に意図的に触れないことによって、嘘以上に悪質な印象操作になっていると思います。

 

言いたいことは

・羽生が引退してフィギュア人気が落ちて、ISUが困っている

・羽生の引退後のショーは大盛況

・羽生が現役時代不利な採点をされて引退に追い込まれた

 

まとめると、羽生ファンの主張と全く同じなんですね。

羽生サイドが情報提供して書いてもらった記事じゃないかなと個人的には思います。

 

6月いっぱいで2022-23シーズンが終わり、7月1日からは新シーズンが始まります。集客力の高かったアイスダンスのかなだいが引退した影響は多少出るんじゃないかと思いますが、魅力的な選手、楽しみな選手はたくさんいます。私自身はこれからは試合を現地観戦することはなくなると思いますが、テレビや配信などで応援はしたいと思っています。

 

 

 

 

 

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