さいたまワールドの感想です。

今日は観客について。

自分もその一員でしたが、控えめに言っても「神」でした。

 

 入場者数

4日間の公式入場者数(ソースは毎日新聞の記者さんのツイート)です。 

 

22日 6,110   ペアSP    女子SP

23日10,428  ペアFS     男子SP

24日12,976  ダンスRD 女子FS

25日18,081  ダンスFD  男子FS

 

計47,595(エキシビション含まず)

 

羽生氏不在で閑古鳥とかスター不在とかいう変な記事が出ていましたが、これだけ入っていれば十分じゃないでしょうか。日によって客入りにかなり差がありますが、初日の6千人でも中規模の会場なら満員になる観客数です。25日は早くから完売で見切れ席も販売されていました。

 

私は24日(金)と25日(土)の二日間、B席(4階ショートサイド)で観戦しました。

 

まず最初に知っておいてほしいのは、世界選手権は出場人数が多いので競技時間が非常に長いということです。

 

ISU ホームページより世界選手権スケジュール

 

競技終了時間は初日、二日目が20:49、三日目、四日目が 21:20(+表彰式)。

途中休憩はあるものの一日あたり9時間~11時間ぐらい会場にいることになります。とんでもないですね(笑)。日本の有力選手が男女シングルに偏っていた頃はチケットが完売でもペアやアイスダンスの時間は満席にならないのが当たり前でした。今回にようにペアに優勝候補(りくりゅう)、アイスダンスに超人気選手(かなだい)がいるという状況は日本のフィギュア史上初めてのことです。

 

一番観客の多かった25日はアイスダンスの第1グループから観戦しました。前日は人を入れていないエリア(5階席や見切れ席など)がありましたが、この日はどのエリアにも人がまんべんなくいる感じ。さすがにアイスダンスの第1グループのときは満席ではありませんでしたが、それでも7割ぐらいは入っていたんじゃないでしょうか。かなだいの出番(第2グループ最終)頃にはほぼ満席になり、男子の第1、第2グループで少し減り、最終2グループで再び満席という感じだったと思います。アイスダンスファン(ほぼかなだいファン)の大半が男子も観て、男子ファンの大半がアイスダンスも観たということですね。日本で行われる世界選手権ということで若い人や男性(ガチファンではないライト層)もかなり見かけました。

 

 声援とバナーと国旗

今回大きかったのはコロナ禍で長らく禁止だった声出しが解禁されたこと。マスク着用も個人の判断でということでしたが、ほぼ全員マスクはしていたと思います。久々なのでスケオタの皆さん若干調子に乗ってた(笑)?というぐらいものすごい歓声でした。誰もが自分がスーパースターになったと勘違いするぐらいのお客さんの数と歓声。「全ての選手に温かい声援があった」と言われていますが、温かいなんでもんじゃないです。「熱い」声援でした。驚いたのは日本の有力選手、人気選手と順位を争う選手に対してものすごく大きな声援があったことです。この日の人気選手は言うまでもなくかなだいと宇野選手。「ライバルを蹴落として自分がトップになる」とか「ライバルのミスを願う」という発想が彼らにはない。ファンもそれを知っているからこういう応援が出来たんじゃないかと思います。

 

バナーもすごかったですね。今回りくりゅうと友野選手の公式バナーが新たに発売されていましたがびっくりするぐらいたくさん上がっていました。一番最初に公式バナー(タオル)を売り出したのはシングル時代の高橋大輔で同じ事務所の宇野昌磨がそれに続きました。私は大輔バナー4枚、かなだいバナー2枚、昌磨バナー1枚持ってます。りくりゅうと友野くんのも買いたかったんですが売り切れでした。ファンの手作りバナーとかコンビニで印刷できる紙バナーとかも素敵ですが、公式バナーのいいところは選手の活動資金になるところです。クラファンの返礼品にしている選手もいましたね。選手の出番のときだけさっと出して終わったらさっとしまえますし、氷を荒らすこともないので優秀な応援グッズだと思います。

 

今回はそれに加えて国旗の数と種類もすごかった。全員分用意している人もいますよね?荷物を増やしたくないので私には無理ですが尊敬します。

 

アイスダンスも男子もこの日は神演技(本人のベスト演技)が多かったと思います。声援がすごすぎて緊張して力が出せなかった選手もひょっとしたらいたかもしれませんが、ほとんどの選手にとって大きな声援が力になったんじゃないかな。

 

 手拍子をリードしたのは

演技中の手拍子は揃わないと邪魔になりますし、会場が広いと揃えるのも難しいと思いますが、この日の手拍子は完璧だったと思います。リードしたのは間違いなく大輔ファン。アイスダンスのグリーン/パーソンズ組のときにそれを確信しましたね。曲はラプソディ・イン・ブルー。ジャズ要素のあるクラシック?みたいな曲ですが、なんの躊躇もなく裏拍で揃ってましたからね。表拍か裏拍かの判断って結構重要だと個人的には思っていますが、大輔ファンの多い会場ではまず間違うことはないんです。

 

 フィギュア史に残る特別な日

今回のさいたまワールドは素晴らしい大会でした。特に25日はフィギュア史に残る特別な日だったと思います。このような神大会はいろいろな条件が重ならないと生まれない。その場にいられた選手も観客も幸運だったと思います。今回最大の盛り上げ役だったのはかなだいファンですが、それもかなだいがいい演技をしてくれて評価ももらえたからこそ。昨季の全日本なんて負けるはずのない相手に負けたショックが大きく、放心状態で女子の試合を見ることになりましたからね。今回は最後まで楽しく応援できた人が多かったんじゃないかと思います。

 

2週間後には国別対抗戦がありますが、そちらも盛り上がりそうなメンバーで楽しみです。

 

 

 

 

 

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