窮鼠はチーズの夢を見る。 | ぶっちいのブログ

ぶっちいのブログ

どこにでもいる、ジャニヲタのおばさん。
関ジャニ∞への熱い思いを自分勝手に語ってます。

ヲタと○△につける薬なし。



すげ〜久々。

今さらですがブログを始めました感じで書いていきたいとおもいます。
あー、まだeighterです(^^)
8月8日のアイランドも見ました。楽しかった。
コロナ嫌です。もう、いい加減にして欲しいです。
マスクは顔が暑くてすぐに疲れるし。
人は集まる事でこんなに楽しい事をやってたんですね。コンサートもライブも旅行も無い生活は人から活気を奪って行きます。ネットのライブもたしかに楽しいですが、実際の会場に行くのとは違う。まったく別物ですね。




窮鼠はチーズの夢を見る。見てきました。




パンフは購入する派。


ネタバレです。





タイトルが良いです。漫画原作ですが窮鼠猫を噛むと「電気羊はアンドロイドの夢をみるか」とチーズ🧀が合体してロマンチックです。タイトル勝者。
電気羊🐏は夢と現実がごっちゃになるお話なんで恭一さんからみたお話なんでしょう。
結婚までしているヘテロセクシャルな人が同性愛に引きずり込まれていくお話なのでそういえばそうでしゎう。

大友恭一(大倉忠義)さんはイケメンで爽やかで優しくて仕事もそつなくできて、良い収入を安定して貰ってて、彼と結婚までこぎつけた女の子は自分は人生の勝者になったとガッツポーズをするトロフィー🏆で金づるでもある男。
しかし、彼には欠点と言う程でも無い欠点がある。
彼にとっては相手が望めば抱くし、結婚して欲しいのらする。受け身でしか恋愛しない、自分から人を好きにはならない。
手放して良いものしか手にしない。

それで彼女が途切れた事が無いのだからすごいもんだが、大倉さんが演じると望まれるままに付き合って女性が途切れない男に妙にリアリティがある、実際この手の倫理観のかけらも無いゲスな男はいそうだ。


今ヶ瀬もなかなかのもんだ。クライアントを裏切って肉体関係を強要するって、おいおい犯罪だぞ。これを浮気してる奥さんが昔の男友達の探偵にキスしたら黙っててやるよと言われると考えると相当なゲス野郎という事が分かる。他人の携帯は当たり前にみまくるし。
恋の為ならなんでもして良いと思ってるんだからヤバいお兄ちゃんだ。
でも、見てるとなんか許せてしまう。まぁ恭一がゲス野郎なのもあるけど、成田くんのまつ毛がくそ長くて可愛いものあるけど、BLマジックでもある。
BLは男性同士の恋愛物語を女性が楽しむというこれまた謎の分野の話である。窮鼠はチーズの夢を見るは直球のエロもののBL漫画の名作が原作だ。

BL論はその分野に詳しく無いのであまり触れる事はできないが、男と男を究極の枷とみるのか、同性という完璧なフラットな性別を良しとするのか、男性同士の恋愛物語て自己投影がしにくく自分の視点をまったく別ベクトルに持ってこれる所がいいのかは分からないが、この映画はいわゆるBL界隈には立ち入らない女性にBL物を摂取させる事にもなった。
今ヶ瀬の一途で犯罪紛いでカラダから入る恋愛を観客とてして受け入れてしまうのはBLだからでは無いだろうか。


さて、恭一は女性と関係を持つのは大好きなのだが、どの女性も執着せずに手放してしまう。関係を続けているのは相手の意に背く事を提案するのは面倒だからだろうし、相手が自分を手放したいなら別に構わない。恋愛に必要なのは相手の外見が許容範囲かどうかくらい後の感情はすべて相手にお任せしている。
たまきはとても良い子で若いし良心の呵責はあったと思うけど。
いや〜、奥さんの「その私が何か言うのを待ってるのが気持ち悪い」に尽きるんじゃ無いでしょうか。



今ヶ瀬はめんどくさい愛情とめんどくさい自分を押しつけてくる。
そのめんどくささに恭一は執着をしていく。
恭一は実はもともとうっすらとゲイで、自覚するチャンスが無かったのか、男同士という柵を乗り越える事が恭一の中の何かをぶっ壊したのか今ヶ瀬の不在が耐えられなくなっていく。

愛情は執着なのだろう。



ところで私が一番感情移入したのはたまきのお母さんだった。あの状況で娘の結婚が決まったらうれしいだろうなー。
後、今ヶ瀬はステキだけど部屋に居座られてあんなにタバコ吸われたら速攻で追い出します。
あのクローゼットじゃ服全滅だわ。