私がピアノ曲に関心をもったのは、子どもの時にテレビドラマ「赤い激流」(TBS系 1977年放送)を見てからです。このドラマで、水谷豊さんがピアニストを演じました。その水谷さんが弾く(実際は本物のピアニストが弾いているのでしょうが)「ラ・カンパネラ」や「英雄ポロネーズ」を聴いた時、「ピアノ曲にこんないい曲があるのか」と思い、その時からピアノ曲に興味をもつようになりました。しかし、ピアノの演奏会に出かけても、この2曲を耳にすることはありませんでした。

 先日行ったコンサート。歌手一人とピアニスト二人が出演。歌曲の披露とピアノ演奏の構成でした。そこでなんと、「ラ・カンパネラ」を弾いてくれたのです。もう感動しました。生まれて初めて、生で聴けたのです。胸躍る思いでした。演奏者は宮崎ゆかりさん。前の方の陰になり、演奏者の指の動きを全て見ることはできませんでしたが、細身のスタイルにもかかわらず、エネルギッシュな指捌きに、大感動しました。もうこれだけで大満足の演奏会でした。

 今度はどこかで、「英雄ポロネーズ」を聴けたらいいなと思っています。

 

 

 

《今日の心が動いた》

 友の幸福のために尽くした分だけ人は偉大になる

          インド独立の父/マハトマ・ガンジー

 

 

 

 彼女たちの演奏を初めて聴いたのは、昨年の6月。

 

 私は演奏会にたまに出かけるのですが、音楽は聴くだけで、殆ど知識がありません。全くの素人ですので、名曲かどうかではなく、耳触りのいいのが、私にとってのいい音楽となってしまいます。クラシックは私には理解するのが難しいので、コンサートで初めて聴くなかなか馴染めない曲ばかり演奏されると、(わがままな奴と思われるかもしれませんが)飽きてしまいます。

 ところが昨年聴いた彼女たちの演奏。クラシックで初めて聴いた曲もありましたが、とても親しみをもてました。選曲もよかったのでしょう。また一音一音がクリアに演奏されて、美しく聴こえました。今回、彼女たちの演奏会の入場券をいただくことができ、先日行ってきました。

 

 ピアニストの高橋咲千子さんとヴァイオリニストのテイセナさん。ユニット名は「モナミ」です。昨年以来、2度目の鑑賞です。

 今回も自由席ですので、私はピアニストの指先がよく見えそうな席を選びました。演奏が始まると、その指先がよく見えます。私はピアニストの指はもちろんですが、腕の動きにも関心があります。演奏中の腕が優雅に動く様子に、芸術を感じます。これを知った時私は、ピアノ演奏は音色を聴かせるだけでなく、見せるものでもあると思いました。今回は

バッチリ、腕の美しい動きを見ることができました。実は今までのピアノ演奏会では、その腕の動きがよく見えない席ばかりでした。その意味でも今回は大満足。高橋さんの腕の動き、エレガントでした。

 ヴァイオリニストのテイセナさんは、背が高く、立っているだけでも絵になります。まるで宝塚歌劇団のよう。また

トークもうまくまとめていました。驚いたのは、全曲楽譜無しで演奏していたこと。頭に入っているのでしょうが、普通のオーケストラでさえ、どの担当も楽譜を用意しています。もしかして、ヴァイオリンは楽譜無しで演奏するのが当たり前なのかもしれませんが、私には驚きでした。

 

 二人の演奏は、もちろんバッチリ。昨年聴いた時と同じ、きれいな音色でした。

 選曲も馴染みのあるクラシックが多くてよかったです。ピアノを習っている子どもさんの参加も多かったせいか、その子たちに馴染みのある曲も入っていました。

 会場内では赤ちゃんが泣くことも。本格的なクラシック演奏会では、「幼児入場お断り」というのがほとんどでしょうが、こういう演奏会だからこそのご愛嬌。何度か泣いていたので、たぶんスタッフも観客も注意しなかったのでしょう。演奏者も気にせず、演奏していました。

 

 女性二人だけの演奏、だからステキなこともあるようです。赤ちゃんの泣き声に寛容な雰囲気。会場内の子どもの多さ。演奏者のステキな衣装。一番は美しい女性が舞台に立った時の華やかさ。男性だけの演奏会ではありえない風景が、ここにはたくさんありました。

 

 次回の演奏会は、下記の通りだそうです。次回は「モナミ」にチェロの神野洋平さんが加わって演奏するそうです。

 

 【高橋咲千子リサイタル】 〈入場無料〉

   日時:2024年6月22日(土) 14時開演

   会場:宮城野区文化センター・パトナホール

       仙台市宮城野区五輪2丁目12-70

 

 もちろん私も行く予定です。

 

 

 

《今日の心が動いた》

心が燃えずに偉大な事が成された例(ためし)なし

  アメリカ合衆国の思想家/ラルフ・ウォルドー・エマソン

 

   

 

 𠮷田恵輔監督作品に関心があった女優が、以前「監督の作品に出させてください」と直談判。「私の撮る作品は地味なんです。あなたは華がすごいので」と断られてしまいました。𠮷田監督が今回の脚本を書き上げた時、その女優にオ

ファー。監督は今回の作品で「彼女をこちらの世界に引き込んでみたい」そう思ったそうです。その女優は、監督の期待にみごと応えました。彼女がなりふり構わず一被害者家族を演じたこの作品。私はこの映画に関心をもったので、先日、見に行ってきました。

 

 「ミッシング」。ある日、幼い娘が失踪します。心配し、必死に娘を捜す両親。この作品を見ると、被害者家族がどのような環境にさらされるかが、よくわかります。この被害者家族、事件を担当する記者、誰もが必死になっているのですが、今の自分ではどうすることもできないことに、突き当たります。みんなこの娘が無事帰って来るのを祈っているにもかかわらず、本意でない行動をとらざるを得ない、どうしてもそうなってしまう。葛藤、もどかしさが、そこにはあります。

 

 冒頭の女優とは、石原さとみさんです。苦悩する母親役を演じています。この作品の中で一番感情の起伏が激しい役を、みごとなまでに表現しています。そこには今までの石原さんは、ない(ミッシング)ように思いました。その必死の思いは、髪の毛をボディソープで洗って痛ませるほど。ここまでして、苦悩する母親役に徹したそうです。彼女自身、私生活で母親となったことも、この役を熱演できた要因の一つになったのかもしれません。

 それにしてもこの石原さんの迫真の演技は、どの場面でも惹きつけられるものがありました。

 

 

 

《今日の心が動いた》

何事も成功するまでは不可能に思えるものである

    南アフリカ共和国第8代大統領/ネルソン・マンデラ

 

 

 

 2011年に東日本大震災が発災。その復興に大きな勇気をくれたのが、この年に開催されたサッカー女子ワールドカップでの日本の優勝。あの出来事は被災地に住む私たちにとって、大きな励みとなりました。その時のメンバーだった鮫島彩さんが現役を引退されると聞き、寂しい気もします。彼女は不動の左サイドバック。前線に駆けあがる姿、高いテク

ニックに魅了されました。

 翌年、東京電力女子サッカー部・マリーゼが移管し、ベガルタ仙台レディース(現マイナビ仙台レディース)が発足。そのシーズン途中、鮫島さんが加入されました。彼女が地元

チームでプレーすることを知った私は、その翌年から県内開催のホームゲームのみですが、ベガルタ仙台レディースの応援に行くようになりました。毎回、彼女のプレーが見られることを楽しみに通いました。しかしそれも2年だけ。彼女は2015年に、INAC神戸レオネッサに移籍してしまいました。

 

 しかし、私の女子サッカー熱はおさまらず、今日までマイナビ仙台レディースの応援に通っています。今まで、女子

サッカー3強(私が勝手に命名)である三菱重工浦和レッズレディース、INAC神戸レオネッサ、日テレ・東京ベレーザをなかなか追い越せないものの、シーズン順位は4・5位くらいでした。しかし今シーズンは大苦戦。シーズン途中では監督交代もあり、終わってみれば5勝6分11敗の10位(全12チーム)。選手は必死に頑張り、健闘したのですが…。

 

 WEリーグ今シーズンの私の観戦は、県内開催ホームゲーム10試合のうち、応援に行けたのが6試合。申し訳ないのですが、このうち券を購入して観戦したのは1試合のみです。もう1つは抽選で、残りの4試合は招待でした。

 かつてのような強いマイナビ仙台レディースを見たいので、来シーズンも応援に行く予定です。

 

 最後に、鮫島彩さん、すばらしいプレーを見せていただき、本当にありがとうございました。現役生活、お疲れさまでした。

 

 

 

《今日の心が動いた》

 勝とうと挑戦する人は既に勝利している

          キューバの革命家/ホセ・マルティ

 

 

 

 図書館に予約していた本が、先日、やっと私のもとにきました。ブログ№587で書いた柚月裕子さんの「教誨(きょうかい)」です。昨年1月、予約が472件入っていたのですが、一応、予約していたのです。1年4カ月かかりました。

 

     

 

 わが娘を含む二人の子を殺害した響子は、死刑執行間際に「約束は守ったよ、褒めて」との、謎めいた言葉を残します。遠縁にあたる香純が響子の遺骨を引き取りますが、響子の遺した言葉の意味をどうしても知りたくなり、調査を始めます。

 この謎の言葉の意味を求めて、最後までぶれずに物語が展開されていくので、ストーリーとしてはわかりやすいです。また、響子の獄中での経過と、香純の調査の経過が交互に描かれている点にも、心が魅かれました。この幼児殺害事件を追っていた記者と香純が接触してからは、この作品にどんどん引き込まれていき、時間を忘れて読むほどでした。

 

 響子はなぜ愛するわが娘に手をかけたのか、そこには様々な事情があり、これに関する人たちの精一杯が、そこにはありました。一言では言い表せない、事実の裏にある真実。

 読むのは楽しく読めたのですが、最後にいろいろなことを考えさせられる作品でした。読み応えのある作品なので、お勧めですよ。

 

 私には読書と映画という共通の趣味をもつ友人がいます。その友人とは、映画「孤狼の血」がきっかけで、柚月さんの作品が話題に上がることが増えました。その友人から先日、「風に立つ」を勧められました。早速、図書館に予約したら、611人待ちでした。柚月さんの作品は、やはり人気があるようです。今回は丸2年は待つことになりそうかな…

 

 

 

《今日の心が動いた》

最大の敵は常に自分自身である  フランスの哲学者/アラン

 

 

 

 昨年夏の新聞に、この本の書評が掲載されました。読んでみると、人間だけに老いがあり、野生の生き物には老いがないというのです。この内容に興味をもった私は、すぐ図書館に予約しました。

 

      

       

 

 やっと先日、手にすることができました。これは生物学者の小林武彦さんが、「進化」の面から解説しています。私がもっていた進化の知識よりも、さらに掘り下げて、しかもわかりやすく書かれていました。

 なぜ人間だけが老いるのか、その老いから人間が勝ちとったものとは、老いの先にある死の考え方。全てを丁寧に解説しています。

 本を読んで感動した私は、ブログに内容を書きたい思いもありますが、私の中途半端な説明では、皆さんに喜んでもらえそうにありません。そこで今回は、この本の内容をあえて書かないことにしました。読んでいただければ、必ず満足していただけると思います。

 ただ図書館に予約すると、私のように半年以上、待たされるかもしれません。私の地元の図書館でも、この本の予約者が現在27人いらっしゃるようです。待っている人のためにも、今日中にこの本を返却してきます。

 

 

 

《今日の心が動いた》

 身の上に生ずる事は悉く幸せの為

             ロシアの文豪/レフ・トルストイ

 

 

 

 先日友人と、「世界遺産 大シルクロード展」を見てきました。

 中国27の博物館や研究機関が所蔵する名宝を一堂に会し、日本を巡回する展示で、現在、宮城県多賀城市の東北歴史博物館で開催されています(6月9日まで)。この後は、愛媛県・岡山県・京都府を巡回するそうです。一級文物(日本の国宝級)が多数展示されていました。当時を想像すると、文化や交流がダイナミックに展開されたのだろうと強く感じました。このような名宝を一度に見られるのは、凄いことだとも思いました。私は二度とこのようなことはないだろうと、じっくり見学したら、2時間かかってしまいました。

 

 私はこの東北歴史博物館を訪れるのは、今回が初めてです。そこでこの特別展示を見た後、総合展示室も覗いてみることにしました。こちらでは、旧石器時代から近現代までの東北の歴史を、わかりやすく展示してありました。

 また敷地内には、石巻市から移転・復元した江戸時代中期の民家「今野家住宅」(宮城県指定有形文化財)もあり、こちらはガイド付きで見学ができました。当時の村の責任者だった方の家のようで、そのような身分の人の当時の生活の様子が、よくわかりました。

 

 この総合展示室と今野家住宅の見学でも、2時間かかりました。計4時間です。時間だけ見ると、長いと感じてしまいますが、内容がとても充実していたので、そのような感覚は全くありませんでした。ただ入館が10時過ぎだったので、昼食をとったのは15時。お腹はすいていましたが、それよりも見ることに関心が強く働きました。

 これからご覧になられる方は、是非4時間という余裕をとって、十分楽しんで来られてください。

 

 

 

《今日の心が動いた》

どんな仕事も実際に学べるのは現場のみ

    イギリスの看護婦/フローレンス・ナイチンゲール

 

 

 

 

 

 確か女子大生の話だったと思います。ある女子大生が友人と学食で食事をした後、食器を片付ける際、彼女は食器をごみ箱に捨ててしまいました。その行為を見て驚いた友人は、どうしてそのようなことをするのか尋ねました。彼女はなぜそのようなことを訊いてくるのか、全く理解できませんでした。実は彼女のお母さんは、食器を洗う手間を省くため、常に紙皿を使っていたのだそうです。

 子どもにとって、生活や常識を学ぶベースは家庭にあると思います。この女子大生は、「使用した食器は捨てるもの」と、何の疑いもなくそう学んでいたのでしょう。

 

 

 昨日、「母という呪縛 娘という牢獄」を読み終えました。

 

   「私はお前が死んだ後の人生を生きる」

 

 2018年1月20日未明に起きた滋賀医科大学生による母親殺害事件を、犯人である女子大生を中心に描かれています。著者は齊藤彩さん。彼女がこの女子大生等から取材し、書き上げた作品です。ルポルタージュというよりは、小説のように状況が頭の中に描けるよう、詳細に書かれています。

 プライドが高く周りの人を蔑む母親は、娘に医大に進むよう強制します。娘は努力するのですが、母親からの仕打ちに心が萎えて、勉強に身が入りません。娘は家出も試みますが、すぐに連れ戻されてしまいます。娘は何度も浪人し、看護学生になりますが、それでも母は許しません。とうとう耐え切れず娘がとった行動は、母親の殺害でした。

 

 この事件の根源は、娘に対する母親の異常とも思える強制だと思います。そこに母親として娘を思う気持ちがあったのだろうかと、疑いたくなってしまいます。そのような母親のもとで育った娘も、母に似た考えをもち始めてしまい、普通の母娘の関係が築けないまま育っていきます。もし私がこの娘の立場だったら、やはり母を殺めていたと思います。

 しかしこの娘は、裁判を受けるなか、彼女の周りのさまざまな人との関わりを通し、本来の人間関係を自分なりに掴んでいきます。そして、殺害してしまった母への想いも変わっていきます。私が彼女だったら、そこまで改心できるか自信がありません。でも彼女はみごとに、本来の人間関係を掴みつつありました。この場面を読んだ時、私の目には自然と涙があふれてきました。

 

 この作品では触れていませんが、この母親もやはり親からの影響を受けて、このようなものの見方しかできなくなったのではないかと、私は推察します。ですから、この母親を一方的に責めることも、ちょっと難しいのではないかとも思えてしまいます。

 

 この本は殺人事件のルポ作品ですが、この娘の幼い時から刑を受けるまでの心の変容を見ていくと、心動かされるドラマともなっています。皆さんにお勧めしたい一冊です。

 

 

 

《今日の心が動いた》

人は生きている限り希望がある

     デンマークの哲学者/セーレン・キェルケゴール

 

 

 

 スタートは祝日である先月20日。サッカーのベガルタ仙台 VS ロアッソ熊本を、元同僚を誘って観戦してきました。これが今シーズン最初のサッカー観戦。ベガルタ仙台からは、昨シーズンより意欲的なプレーが見てとれましたが、決め手に欠けました。結果はスコアレスドローに終わりました。

 

 その週の土曜日の23日は、女子サッカーをサッカー経験者の友人と観戦。昨年同様、彼の解説付きで観戦しました。対戦カードは、マイナビ仙台レディース VS ASエルフェン埼玉。前半5分にマイナビが先制ゴールを決め、「この試合は快調に飛ばしてくれるのかな」と思いきや、その後は一進一退。あまりよくない流れのなか、後半同点に追いつかれてしまいました。試合中は終始みぞれが降るなかの厳しいコンディション。このままドローに終わりそうな雰囲気のなか、アディショナルタイムもなくなる間際、マイナビは敵ゴール前でのフリーキックを得ました。ボールのそばには中島選手と佐々木里緒選手。このラストチャンスは中島選手が蹴るものとばかり思っていましたが、佐々木選手がシュート。そのボールはバーを叩いてゴールに吸い込まれました。ここで試合終了。マイナビ仙台の劇的な勝利となりました。

 

 その翌日の日曜日は、前号のブログに書いたラグビー観戦。この試合は、ラグビーが好きになった友人と盛岡に行って観戦しました。詳しくは前号のブログをご覧ください。

 

 そしてその翌週の30日(土)は、高校時代一緒にラグビーをプレーした同級生と、今度は仙台でラグビー観戦。浦安D-Rocks VS NECグリーンロケッツ東葛のカード。リーグワンの宮城県での開催は、今シーズンこの1試合だけです。お互い点を取りあうシーソーゲーム。後半27分に28-28の同点となりました。試合を決めたのはその10分後、浦安・田村選手のペナルティキック。31-28で浦安が勝利しました。

 

 最後はその翌日のプロ野球・東北楽天 VS 西武の試合観戦。開幕カードの最終戦を、中高時代の同級生と見てきました。お互い、3回に3点ずつをとりあったものの、あと一つ決め手に欠けていました。9回の裏楽天の攻撃、ツーアウト満塁で、4番浅村選手に打席が回ってきました。この試合の一番の見せ場。「浅村、頼む!」との全楽天ファンの期待がかかるなかでしたが、結果はショートゴロ。延長戦へ突入しました。

 延長11回裏の楽天の攻撃、ワンアウトで2番小深田選手の打球はレフトへのフライに。浅めに守っていたレフトが捕球し、3塁の代走・辰見選手がタッチアップからホームへ

ヘッドスライディング。主審の手が左右に開き、球場内は大歓声。東北楽天の今季初勝利は、今江監督の初勝利ともなりました。

 

 この休日を5連続、スポーツ観戦で過ごしました。しかも観戦に一緒に行ったのは、みんな違う友人。劇的なサヨナラ勝利は2つもありました。

 しかも、この5試合とも全て招待券。女子サッカーだけは希望者全員に配布(条件付き)でしたが、残りの4試合は全て抽選で当たりました。だから観戦チケットは5試合とも、しかもペア券で全てタダ。こんな経験、初めてです。

 

 

 

《今日の心が動いた》

 進歩というものは、全て冒険。  ドイツの文豪/ゲーテ

 

 

 

 ブログ№610等で紹介したラグビーファンになった友人。ラグビーを観戦したいという彼に、何とかしてあげたいと思ったのですが、リーグワンの宮城県内での試合は、1

シーズン1回のみ。それが今週末の土曜日。ところが彼には、この試合を観戦することができません。彼の勤務先は小さな店舗で、彼が休むと仕事が成り立たず、そのうえ休店日は日曜と祝日のみ(年末年始・お盆休みを除く)だからです。

 それならなんとか近県でラグビー観戦させてあげられないかと探してみたらありました。今月24日にいわぎんスタジアム(盛岡市)で開催される、日本製鉄釜石シーウェイブス VS レッドハリケーンズ大阪の試合。しかも、このペア招待券が当たったのです。そこで彼と一緒に、観戦してきました。

 

 当日の朝7時半に車で出発。東北道を使用し、パーキングで休憩も入れて、駐車場に10時半に到着しました。今回初めて使ったのですが、今は予約可能な駐車場もあることに驚きました。初めて行くので、いわぎんスタジアムの周辺の駐車環境がわからなかったので、この予約システムを使用でき、安心して行けました。

 駐車場からは徒歩で15分くらいでスタジアムに到着。この時気づいたのですが、スタジアム敷地内にも、駐車場が

あったようです。

 スタジアムの前には屋台の列。私はインドネシアの焼きそば「ミーゴレン」のメニューが目に入り、人生での初物だったので、これを買いました。そのお店は女性の方一人で営業。インドネシア料理のみ販売しているお店なので、インドネシア人なのでしょうが、日本語の上手な方で接客もステキでした。一緒に行った彼は、ぴょんぴょん舎の店舗を見つけ、冷麺を頼みました。私は知らなかったのですが、岩手ではぴょんぴょん舎の冷麺は有名なのだそうです。

 

 スタジアムには試合開始1時間前に入りました。招待券は自由席なのですが、メインスタンド側の自由席(イス席)は既に満席のようで、バックスタンド側(芝生席)の中央付近に腰を下ろしました。やはり、地元・釜石を応援しているファンが多く来場していました。

 試合は序盤10分までに大阪が立て続けのトライをして、0-19とリード。このまま一方的な試合展開になるのかと思いきや、そこからは拮抗する展開に。前半終了時には12-19と1トライ1ゴール差まで迫りました。

 後半は、一度26ー24で釜石がリードしたものの、その後26-38と引き離された。そこから1トライ1ゴールを決め、5点差まで迫った残り1分。左にパスを展開し、敵陣ゴール内に。回り込んでポール真下でトライ。これでコン

バージョンキックも成功するだろうから劇的な逆転。と思いきや、ここでTMO(テレビ画面での確認)。トライ前のラストパスがスローフォワードだったことが確認され、残念ながら幻のトライに。そのままのスコア(33-38)で試合は終了しました。

 

 天気もよく、接戦した展開。釜石は負けてしまいましたが、感動的ないい試合でした。一緒に行った彼も、初ラグ

ビー生観戦に大満足したようで、誘った甲斐がありました。選手同士の体の当たる音に迫力を感じたようで、「観戦はしても、プレーはしたくない」と言っていました。私としては、もちろんそれで結構。ラグビーファンが増え、ラグビー観戦してもらえる人が増えるだけで、大満足です。

 夕方17時に彼の家に着き、そこで別れました。

 

 次回の彼とのラグビー観戦は、来シーズンとなりそうですが、私は今週末の仙台市内で開催される、浦安D-Rocks VS NECグリーンロケッツ東葛の試合も観戦予定です。実はこちらも、ペア招待券が当たったのです。今度は高校で一緒にプレーした友人と行ってきます。

 

 

 

《今日の心が動いた》

悲観したってなんにもならないよ。

 そんなに弱気じゃ、この世で何もできないよ。

       ノルウェーの探検家/ロアール・アムンセン