昨年夏の新聞に、この本の書評が掲載されました。読んでみると、人間だけに老いがあり、野生の生き物には老いがないというのです。この内容に興味をもった私は、すぐ図書館に予約しました。

 

      

       

 

 やっと先日、手にすることができました。これは生物学者の小林武彦さんが、「進化」の面から解説しています。私がもっていた進化の知識よりも、さらに掘り下げて、しかもわかりやすく書かれていました。

 なぜ人間だけが老いるのか、その老いから人間が勝ちとったものとは、老いの先にある死の考え方。全てを丁寧に解説しています。

 本を読んで感動した私は、ブログに内容を書きたい思いもありますが、私の中途半端な説明では、皆さんに喜んでもらえそうにありません。そこで今回は、この本の内容をあえて書かないことにしました。読んでいただければ、必ず満足していただけると思います。

 ただ図書館に予約すると、私のように半年以上、待たされるかもしれません。私の地元の図書館でも、この本の予約者が現在27人いらっしゃるようです。待っている人のためにも、今日中にこの本を返却してきます。

 

 

 

《今日の心が動いた》

 身の上に生ずる事は悉く幸せの為

             ロシアの文豪/レフ・トルストイ