必ずフランス語で話しかけられる | 子宮頸がんサバイバーのつぶやき。トラケ後5年経ちました!

子宮頸がんサバイバーのつぶやき。トラケ後5年経ちました!

2012年7月、子宮頸がん手術(広汎性子宮頸部摘出術=トラケレクトミー)を受けました。無事、2017年7月に5年経過致しました。
現在の悩みはリンパ浮腫。もっと仕事がしたいのに、痛くて思うように出来ません!

パリ生活も、そんなにいいことばかりではありません。

というか、ほとんどいいことなんて無い気がしています…
(良い点はパリの街並みがとても雰囲気がいいことぐらいでしょうか…?)

テレビは時計の代わりにつけているものの、フランス語なので全く分からないのでパソコンで日本のテレビ番組を観るのが一番の癒しだったりするショボーン

おまけに、頼りの夫もよく分からない理由でムスっとしていてあまり会話してくれないし、イライラが爆発して私が泣いてしまったり、そんな時日本にいれば友達に相談したり飲みに行ったり発散も出来るのに、ここではそんな家庭の事情を話せる友達もいないし、外食がメチャ高いので飲みに行くと大変なことになるので行けないし…

なんだかネガティヴな内容に傾いておりまして、済みません…ダウン

出来るだけ家でこもらずに街に出たりしていますが、やっぱりフランス語出来るようにならないと!!と凹む日々。

パリの街で、誰もが感じるであろうこと。
それは多様性です。

私は日本人だし、そこから逃れることは出来ない。日本にいたら絶対考えないようなことも、日々考えてしまいます。

フランス人はフランス語しか使ってくれなかった、意地悪だ、という有名な話があります。
確かに、私もほぼ100%フランス語で話しかけられます。
でも意地悪ではないんです。(中にはアジア人嫌いの人も少しはいるかもしれないけど)
それはどこでも、いつも、そう思います。

私たちの顔は、確かにフランス人の顔ではないですが、私たちと似たような顔の民族(日本人、中国人、韓国人、台湾人、その他…)でも、フランス語がペラペラな人ばかり見かけます。
長く住んでいたり、そもそもフランス国籍かもしれません。
必死で勉強して、上手くなったのかもしれません。
背景は何であれ、みんなフランス語で会話しているため、モンゴリアン顔=フランス語が出来ない  とは誰も思わないんですよね。

当然、私もフランス語が話せる人と思われている訳です。

フランスでは、顔を見ただけでは出身地は分かりません。
フランス以外の国から来て住んでいる人やその子孫がとても多いし、住んでいればフランス語は話せるのが前提ですしね。

日本にいたら、明らかに外国人の日本語出来ない相手に、なかなか最初から最後まで日本語使う人はいないですよね?
でも、今度から私も日本でそうしてみようかな?と思うほど、別にそれが間違ってないんだと思わざるを得ません。
日本では、日本語ですからね。

そして、本当に不思議なのですが、フランス語しか使ってこない相手とでも、なんか会話が成立する時があります。
英語が出来る人は、すぐに英語に切り替えてくれますし、そのままフランス語で続けてきても、こっちが下手な英語を話すと、理解はしてもらっているのか、伝えようとお互い頑張れば何とかなっていることも多いです。

フランスでのお買い物は、野菜や魚を買うのにも、会話しないと買えない場合も多いですし(量り売りなので、欲しい量を言わないとなりません)、パン屋さんは100%欲しいモノを言わないと勝手に触れないようになっていますので、お買い物=会話 なのですよね。

日本もきっと、スーパーマーケットとか建つ前はそうだったんだろうなーと古き時代に思いを馳せつつ日々買い物です…ほっこり

日本に帰ったら、やたら店員さんに話しかけてしまいそうな予感です…ニコニコ
今まではあまり店員さんとは会話しない方でしたが、フランス人のようにお買い物もコミュニケーションの場として楽しんでいる姿は見習いたい部分です!

最後に、パリの観光地のひとつ、サンマルタン運河の秋の風景です…
(映画アメリのロケ地で有名ですね)
{6B366258-6BCE-4042-89A4-B3E7EBE19B11:01}

秋も暮れつつある、パリの街ですイチョウもみじ