”4匹の犬”  トラキチがんばれ!! | 直心會 武勝館

 

豪の父親、にんにんの父親でもある

 

トラキチ。

 

 

 

昨年末、猟中の不慮の事故で

 

下半身があかんように。

 

 

 

すごいショックやった。

 

 

 

俺が猟を始めた時から

 

一緒に山に入ってる仲間。

 

 

 

俺に山のこと獣のことを

 

一杯教えてくれた先生。

 

 

 

今年の正月明け、

 

師匠が遠征に行く期間

 

預かることになってんけど、

 

師匠に頼んで

 

寒い間、我が家で

 

療養させてやってもらえないか

 

と。

 

 

 

大事なワンコを長期間、

 

人に預けるということは

 

きっと寂しい思いを師匠に

 

させてしまうと思いつつも、

 

トラキチを俺の手で何とかしてやろう

 

と思った。

 

 

 

幸い我が家では

 

室内で飼育できる環境やったんで。

 

 

 

裕美先生や子供たちに

 

俺の胸の内を話したら

 

何の反対もなく大賛成してくれた。

 

温かい家族や。

 

 

 

毎日、1時間ぐらい

 

車いすで芝の広場を歩かせて、

 

土手を何度も上り下りしたり、

 

ボールを投げて無理に走らせたり、

 

筋肉を少しでも使わせよう

 

とやってきた。




帰ってきたら筋肉を


マッサージしてあげて。

 

 

 

裕美先生は毎晩、

 

電子レンジで温める懐炉みたいなので

 

下半身を温めてくれたり、

 

足の裏をこそばして立たそうとしたり、

 

すごい助けてくれた。

 

 

 

そうこうしてると

 

トラキチの歩きたい


という強い気持ちもあって

 

少しずつ歩けるようになってきた。

 

 

 

だいぶ暖かくなってきたので

 

師匠に相談して、


俺んちはフローリングやから

 

立って歩くにはグリップが効きにくいので、

 

師匠のうちに戻したほうが


改善も早いんちゃうかとなり、


帰りやった。

 

 

 

ここのところ、

 

毎晩1時間ぽかんと時間が空いて


寂しいな。

 

 

 

でも、


トラキチが少しでも良くなるんやったら

 

俺の気持ちなんてどうでもええ

 

と思ってる。

 

 

 

ほんま、毎日楽しかった。

 

貴重な時間やった。

 

豪が帰ってきてくれたみたいやった。

 

 

 

山で一緒に歩けるといいな。

 

いや、トラキチのことやから、

 

きっと歩ける。

 

  幼犬の時のトラキチ

(師匠のブログから拝借)

 

 

がんばれよ!トラキチ。