サンキュー・ちば・フリーパスを使いこなす(その11:小湊鐡道【鉄道】) | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

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自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

期間限定のフリーきっぷとなりますが、千葉県内のJR線、一部の民鉄線、路線バス、フェリーが利用できる
『サンキュー・ちば・フリーパス』が発売されています。
2022年9月発売版は、連続2日間有効で大人3970円、子供1980円となっています。
千葉駅から安房鴨川往復で3380円、銚子往復で3040円ですので、2日間で館山と銚子を往復するだけでも元が取れます。
また、小湊鉄道&いすみ鉄道に乗れるのも、鉄道ファンにとっては嬉しいところ。
単純に五井~大原間を走破するだけでも2170円掛かりますので。

さて、そんなフリーパスですが、路線バスはエリアが限定されています。
パンフレットにエリアは図示されてはいるのですが、イマイチ詳しいところまではわからないかと思います。
ここではそんなバス路線や民鉄線などの変わり種スポットを紹介していきたいと思います。
いずれも実際に乗車した体験記となっています。
参考になれば幸いです。

その11:小湊鐡道【鉄道】

小湊鐡道は五井駅と上総中野駅とを結ぶ、千葉県の中心部をほぼ南北に走る民営鉄道です。
電化されておらず、ディーゼルカーが走っています。
この他、SLの格好をしたトロッコ列車「房総里山トロッコ」も走っています。
五井駅ではJR内房線と、上総中野駅ではいすみ鉄道とそれぞれ接続しています。
残念ながら双方ともに乗り入れ運転はしていません。
小湊鐡道は何度となくテレビなどのマスコミにも登場していますので、詳しい説明は不要でしょう。
このほか、古い駅舎が残っていたり、未だワンマン運転はなく車掌が全列車に乗務していたり、テレビのCM撮影で使われる機会が多いなど、とくかく特徴の多い鉄道です。
長らく、キハ200という自社発注の1形式しか走っている車両はなく、車両の変化に乏しい路線でしたが近年、JR東日本からキハ40という気動車を導入、カラーバリエーションも豊富になり、注目を集めています。

ここでは写真を中心に紹介したいと思います。

この日は【←五井(進行方向)】キハ40-4、+キハ40-1 +キハ214 の3両編成で到着。


どうも1両は貸切列車として増結して運行していたようです。
折り返し便、当該車両は閉鎖・回送されるのかと思いきや、なんと一般開放。
3両という豪華な編成となりました。

キハ40-1は小湊鉄道のオリジナルカラーをまとい、既存のキハ200と同じデザインで統一感があります。
先頭、キハ40-4はクリーム地に緑色の帯を纏っています。この車両はJR東日本時代に活躍していた秋田地区のカラーをそのまま使用しているようです。

↑キハ214、上下に動く窓、切り文字、差し込み式のサボ(行先票)、哀愁を感じます

ただ、キハ214は冷房装置が不調のようで、冷房の効いた車両は1,2両目を、との車内アナウンス。
でも、アナウンスした車掌さんの定位置は、そのエアコンの効かない車両という、なんだか可哀想な展開に。
普段、単行が基本かと思われる区間なので、3両は贅沢、ボックスを占有して、ロングシートも足を伸ばして、思い思いにくつろぎながら出発。
最後尾のキハ214は思い切りロングシート、天井とを繋ぐ手すりも少ないので開放感は抜群

↑キハ214の車内
 

中間に挟まれたキハ40-1は4人ボックスと2人ボックスの組み合わせ。一番使い勝手の良い車両かも?

↑キハ40-1の車内


先頭のキハ40-4は4人ボックスのみという、キハ47としてはオリジナルのレイアウトとなっていました。

↑キハ40-4の車内

鶯色?のモケットシートとなっています。

通路側の一部座席は、天井からの漏水で使用禁止となっていました(エアコンの排水の関係でしょうか?)


まさに3両3様ですね。

↑先頭車。

JR東日本時代から変わっていないようです。


養老渓谷など、車両が駅に着くたびに、少しずつですが乗客が増えていきますが、まだ空席のほうが圧倒的に多く、のんびりとした状況が続きます。

↑途中の駅で見かけた旅行ケースのオブジェ

次回は下車してゆっくり見学したいなぁ

 

↑途中駅で交換した下り列車。

こちらも朱色一色のキハ40が併結

この日はキハ40フル稼働だったようです。


少し様子が変わったのは上総牛久駅。
ここからは比較的まとまった乗客が。
どうもゴルフの大会が行われているようで、送迎バスが駅前から出たり入ったり。


グループ客も多く、少し賑やかになってきました。

↑上総牛久駅には変わったトイレが。

ぜひ利用してみてください。

特に女性トイレがおすすめです

理由は?行って確かめてね。

トイレの脇には電動自動車のレンタルも。

1台はなんと小湊鉄道カラー、凝ってます!

 

↑上総牛久駅で停車中

この駅はこ線橋がなく、踏切を渡ってホームを行き来します


その状態で少しずつ乗客を拾いながら五井駅へ到着。

↑五井駅でようやく中間に挟まれたキハ40-1が撮影できました


五井駅は小湊鉄道の車両が集結、傍らにはこみなと待合室と名のついたカフェもあり、これら気動車を眺めながらのんびりできます。
小湊鐡道グッズもありますよ。
里山トロッコも走っています。
是非お出かけください。

◆乗車データ
■9月4日(日)


以下、予定です・・・

その12:流鉄【鉄道】

番外編:小湊鉄道・ミレーニア勝浦線【バス路線】