サンキュー・ちば・フリーパスを使いこなす(その8 千葉交通・京成タクシー成田【バス】) | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

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自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

期間限定のフリーきっぷとなりますが、千葉県内のJR線、一部の民鉄線、路線バス、フェリーが利用できる
『サンキュー・ちば・フリーパス』が発売されています。
2022年9月発売版は、連続2日間有効で大人3970円、子供1980円となっています。
千葉駅から安房鴨川往復で3380円、銚子往復で3040円ですので、2日間で館山と銚子を往復するだけでも元が取れます。
また、小湊鉄道&いすみ鉄道に乗れるのも、鉄道ファンにとっては嬉しいところ。
単純に五井~大原間を走破するだけでも2170円掛かりますので。

さて、そんなフリーパスですが、路線バスはエリアが限定されています。
パンフレットにエリアは図示されてはいるのですが、イマイチ詳しいところまではわからないかと思います。
ここではそんなバス路線や民鉄線などの変わり種スポットを紹介していきたいと思います。
いずれも実際に乗車した体験記となっています。
参考になれば幸いです。

その8:千葉交通・京成タクシー成田【バス】

千葉交通は成田地区を中心に路線バスを展開しています。
京成タクシー成田は千葉交通の子会社で、千葉交通の同じカラーの路線バスを走らせています。
京成タクシー成田が正式名称のようですが、バスの案内では「ちばこうバス」という表記も使われているようです。

今回の路線、成田駅~竜角寺台~安食駅の路線では、成田駅側は千葉交通、安食駅側は京成タクシー成田が運行しています。

↑成田は千葉の北半分のちょうど中央あたりに位置します

 

↑点線が千葉交通、実線が京成タクシー成田による運行です


さてこの路線、あまり観光地とは縁のない路線で、なんでこのような路線がフリー区間に含まれているのだろうと不思議に思う方もいるかと思います。
この路線には「房総の村」というスポットがあり、どうもここへのアクセスを狙っての路線のようです。
ただし、直接バスで行けるのは安食駅だけ、それでは不便ということで竜角寺台の路線を含めることで、成田駅からのアクセス向上も狙って路線を加えたのではないかと推察します。それでもバス同士の乗り継ぎは残るのですが・・・
とりあえず行ってみよう!ということで、今回は成田駅から安食駅へ抜けるコースで辿ってみました。


・その1 JR成田駅→竜角寺台車庫(美郷台線)

JR成田駅から竜角寺台方面への路線バスは、駅の北口から発着しています。
JR成田駅としては京成成田駅や成田山新勝寺の玄関口である南口ほどの賑やかさはなく、ニュータウンの玄関口といった雰囲気です。

やってきたバスは大型のノンステップバス。


京成グループ標準の仕様といったところでしょうか?
休日の日中ということで、10名程度の乗客を乗せて出発。
バスはニュータウン内の広い道を進んでいきます。
そんなニュータウン内で、ほとんどの乗客が降りてしまい、気が付けば乗客は私一人に。


そんな住宅街も途中で途切れ、何もない冗長な道が続きます。
そんな道が続いてると、突如住宅街が現れ、バスは幹線道路から右に折れ、住宅街へ。
斜面を切り開いた住宅街のようで、勾配が続きます。
比較的古い時期に開発された住宅街のようで、かなり古い建物も見受けられますし、なにより道路が思ったより狭い。
バス同士のすれ違いには気を遣う感じがします。
そんな住宅街を突き進んで、奥まで入ったところでバスの折り返し場が現れ、そこが終点でした。


車庫周辺は住宅と空き地と雑木林、他には何もありません。
商店らしきものも、近くにはなさそうです。
以前はバス停の奥に公営のプールがあったようですが、今は閉鎖されてしまったようです。


ここで約30分の待ち合わせで安食駅行きのバスに接続。
折り返し場にはリムジンバスらしき車両が止まっており、そこに並んで安食駅と思わるバスが止まっていました。


特に見る場所もないので、近くの公園で小休止。
残暑残る暑い日、少しでも日陰を・・・と探しましたが、残念ながらそのような場所はなく、公園のベンチでしばし休むも汗だくに・・・

空を見上げると青い空に飛行機が。

けっこう頻繁に通過しておきます。

やはり成田空港が近いんですね、実感しました。

手持ちのデジカメで目いっぱいズームして撮影してみました。

フィリピン航空かな?

・その2 竜角寺台車庫→JR安食駅(安食線)

安食駅行きのバスは、降りたバス停の反対側から発車します。
やってきたのは中型のワンステップバス。


バスも運転手も年期が入ってました(笑)。

運賃表示器も、カラー液晶パネルが標準の今、レトロな感じが・・・


古いバスも愛着があってよいのですが、残念ながら今回のバスは自分的にはハズレ。
とにかくエアコンが効かないのです。
風量は最大のようですが、吹き出し口からは生暖かい風しか出てきません。
おまけに側窓は上部がスライド式で開くのですが、天地寸法が狭く、あまり風が入ってきません。
おまけに午後の西日が容赦なく車内に入ってきます。
残念ながらカーテンも無し。
ほとんど我慢大会のような車内で蒸し暑さに耐えながら安食駅まで乗り通しました。
乗客は始発時点では私一人。


安食駅の近くで2名程度が乗車があったのみで、寂しい車内でした。

 

本稿とは全く関係のない話ではありますが…

ローカルなイメージの安食駅ですが・・・


なんとみどりの窓口が設置されていました!

既に千葉県内では稲毛駅でもみどりの窓口が閉鎖されているというのに・・・

正直驚きでした。
【ご参考】

JR安食駅乗降人員数  1743人/日

JR稲毛駅乗降人員数 約10万人/日【実に57倍!!!】

 

◆乗車データ
■9月4日(日)
【その1】千葉交通
JR成田駅13:55発→竜角寺台車庫14:25着(成田病院経由)
13-10
成田200か630
エルガorブルーリボン2 ノンステップバス(いすゞor日野)

【その2】京成タクシー成田
竜角寺台車庫14:58発→JR安食駅15:22着
千葉200か10-35
レインボー2 ワンステップバス(日野)


以下、予定です・・・


その9:小湊鉄道&いすみ鉄道【鉄道】

その10:銚子電気鉄道【鉄道】

その11:流鉄【鉄道】

番外編:小湊鉄道・ミレーニア勝浦線【バス路線】