岩手県山田町へ(2) | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

雪の降る中、前沢SAを出発、北を目指します。

前沢SA、一面の銀世界です。

今回のバスの運行ルートは東北道→釜石道と高速を乗り継ぎ、遠野、釜石を経て山田町へ入りました。
今までは釜石道の暫定終点である東和ICから一般道を経由しましたが、昨年12月に東和ICから宮守ICまで延伸。

但し対面通行です。
これにより若干の時間短縮になりました。
しかもこの区間は新直轄方式による施工のため、高速料金は
「無料」
となっているお得区間となっています。

便利になった反面、この区間でのビュー・ポイントでもあったJR釜石線の宮守橋を見られなくなったのは、ちょっと残念でもあります。

これが見られなくなったJR線の石橋(宮守橋)
周囲は公園&道の駅があり、小休止にはちょうど良い場所だったのですが・・・

白い路面の残ったまま、遠野を過ぎ、釜石市内へ入ってきました。
太平洋側にナイルと天気は一変!晴天です。
しかし風が強く寒い!バスのドアは手動にして、その都度閉めるようにしないと冷気で車内がすぐ冷え切ってしまいます。
釜石駅前のコンビニで朝・昼食を購入。
太平洋側でも降雪があったようで、ごらんの通り、日陰の交通量の少ない通りはスケートリンク状態となっていました。

完全につ~るつる!
バスも滑りますが人も滑ります!要注意!!

今日は仮設住宅を4箇所回ります。
各所で活動するメンバーを下ろし、先を急ぎます。

仮設住宅周辺も雪がかなり残っていました。
訪問箇所が少ない場合は、ドライバー部隊も降車して手伝う場合もありますが、訪問先が多い場合は活動開始時間までに現地に到着する必要もあるため、メンバーと道具だけ下ろして「あとはよろしく~」となる場合も多々あります。

10時頃までにメンバーが全て活動場所で下車、ちょっとだけドライバー部隊に安堵の時間が流れます。
が、これもつかの間、物資が足らないと連絡が入れば、調達して送り届けなければなりません。
特に今回は、ランチ部隊と言う仮設住宅の方々と一緒に郷土料理「ひっつみ」を作るというイベントがありましたが、この作ったひっつみを(余った場合ですが)他の仮設住宅で活動しているメンバーに届けなくてはなりません。そのため、昼休み全くなしでバスを動かし続けることになりました。

それでも、3人のドライバーがいるので、2/3は休めるのが救いです。
特に、往復のバス車中はに持ちとフルメンバーの乗車で、足を伸ばすスペースなどありません。
皆さんが活動中はバスの車内も比較的余裕があるので、補助席を倒して4列分で横になり、仮眠が取れました。
(これをするだけでも疲労度・回復度が全然違います)

山田町内も日陰は多分に雪が残っており、凍結箇所も多数ありました。

ただ、天気がよかったので外出される方も多く、道路は案外歩行者、それも高齢者の方が案外多いのです。
そんな歩行者の動線にも注意しながらバスを走らせます。


山田町中心部、御蔵の湯からの撮影
雪がかなり残っていました。

夕方までに本日の活動を全て終了、今宵の宿であるかわいキャンプを目指します。

つづく