被災地復興支援(その2)南三陸町 | バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

バス★ボラ 【バス・ボランティア・サービス】

自家用バスを使ってのボランティア活動を中心に紹介しています。
所有バス:リエッセ(路線系)平成12年式
ボランティア活動は地元での福祉団体の送迎のほか、被災地復興支援で主に東北方面へ出向いています。

4/16~4/17に津波の被害の大きかった南三陸町(登米市を含む)へ行ってきました。

ここは石巻とは違い、仙台からも遠く、その交通機関も麻痺しているという状況下にあります。
典型的なリアス式海岸で、標高の低い漁港近くに被害が集中。
その途中の山の上の集落は見た感じはなんともないのですが、その低地での津波で電線や水道などのライフラインが途切れてしまったため、未だ断水・停電の地域が多々あります。
そんな地域の小学校に立ち寄り、物資のお届けとその仕分けをしました。

その小学校(南三陸町立戸倉小学校)自体は津波で壊滅的被害を受け、隣接市の廃校となった小学校(登米市にある善王寺小学校)を借りての再開だそうです。

ばすまにあんのブログ
それがこの学校です。バス横付け(笑)

なので、学用品などはほとんどなく、ゼロからの出発です。
救援物資は沢山届いていますが仕分けが追い付かないのが現実。
中には中古品が入っていたり…
実際に来て見ればわかるのですが、こういったものが本当に必要かどうか?送るときには再度見極めて欲しいと思いました。

新品だけなんて贅沢だ!

と思われるかもしれません。
しかし、被災した子供たちにある子は新品、ある子は中古・・・渡せますか?
そして、一つの段ボールに文房具・本・衣類などが全て混ざっている
これは仕分けに苦労します。
ばすまにあんのブログ
ある家庭や個人におくるのであれば、そのような『各種詰め合わせ』でも良いし逆に喜ばれるかもしれません。
しかし、こういった学校への救援支援物資を送る場合は、そのあたりまで考えてほしいと思いました。

そして、意外に少ない物資は
『先生や授業に使うもの』
子供たちが使うものには思いが行き届くのだと思いますが、先生が授業をする上での道具類もすべてそろえる必要があります。
(個々に具体的品目を書くと、それだけが多量に揃うことにもなりますので記載はしません)

急遽マイミクさんにもお手伝いいただき、思ったより早く仕分けができました。
校長先生曰く、2日分の仕事がいっぺんに終わった!と喜んでいただけました。
やはり実際行ってみないと、経験してみないとわからないこと、多々ありますね。
まだまだ書きたいことはありますが、「つづく」ということで。

写真は、その代わりの学校である善王寺小学校の様子です。
体育館は避難所となっています。