元体操オリンピアンの池谷幸雄さんが、体操選手は喫煙者がけっこういると話しているネット記事を見た。
持久力がさほど優先されない体操競技の特性として、喫煙がマイナス効用を及ぼすことは意外と少ないとのことで、
むしろ、競技時にかかるプレッシャーがキツくて、その解消効果を期待しての喫煙としているそうです。
この記事のコメントの中に、私の考えたこととドンピシャの方がいたのだが、
その私の考えたことというのは、
池谷さんの話のとおりに喫煙をしているとすると、
その行為は、ドーピングと何ら変わらないことになりはせんだろうか?
ということです。
薬物を摂取して、興奮状態にしたり、持久力を強化したり、
ステロイドで物理的に筋肉量を増やして出力を上げたりして、
競技を優位に進めることは、
公平性を破壊するので、
ドーピングチェックをして違反をあぶり出して、出場制限したり、結果を剥奪したりしている。
このことは誰しも、やり過ぎとは言わない。
池谷さんの話から、
喫煙はメンタル面でのドーピングになっているんじゃね?と感じたわけです。
だって、誰しも、プレッシャーは感じているわけで、それをどうやって落ちつかせるかを競技者は、自力で工夫しているわけでしょう?
それを喫煙でニコチンで落ちつかせられたら、ズルい!じゃん。
禁止薬物摂取と喫煙は、同じ理屈でズルしていると見えちゃいますよ。
タバコは嗜好品だから、万人が飲もうと思えるものではない。
服用すれば良いだけの禁止薬物よりも、一服できる人にしか効き目の恩恵が得られないタバコの方が、より不公平感があるように思える。
しかしながら、今回の1件は、法律違反を咎めた事案であるので、ズルいじゃん!でアウトにしたわけじゃないことはハッキリしている。
が、タバコくらいで…と言って、代表辞退を批判する方々には、
上記の、ドーピングとの類似性でみたらどうですか?ということを聴いて、反論を聴いてみたいものです。