80年代音楽シーン | 日々是好日

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日常で思うことを書きます。

1980年代は歌謡界は活況で名曲に溢れていた。


ユーチューブ動画で80年代の曲の映像をよく視るが、アップしてくれた人には感謝しかない。


コメントもたくさん寄せられている。当時を知る人と知らない若者に大別される。


当時を知る人のコメントは、当時は良かった!あの時に戻りたい!に集約される。

私も同感で、良いことばかりじゃなかったハズなのに、当時の曲を聴くと不思議と懐かしく『良かったよなぁ』が勝ってしまう。


この感情は、当時は若くて基本的に気持ちが前向きだったから起こるものなのだろう。


80年代は私の場合は18歳~28歳であり(その中間で谷底のような時期はあったものの)、

後半は特にバブル期も相まって人生が右肩上がりのような気がしていた頃だ。


だから当然私も、あの頃は良かった、戻りたいと懐かしく思う。

現在は、もう夢も希望もないので、あの頃~は余計に強く感じる。


そして、当時を知らない(生を受けていない)人、現在の若者世代の人は、

この時代に生まれていたかった!というコメントが多い。

当時の音楽シーンを意外性を持って羨んでいるようなのだ。

老いた私には感覚的に分からないが、

現在の音楽シーンよりも魅力的だと言ってもらっていると解釈している。


そりゃあそうでしょう!と私は思う。

昨今の音楽は、私には全く刺さるものがない。

若者世代が刺さっていると言われる音楽に全く興味が湧かない。

私の感性が古めかしいからという理由もあるでしょうが。


こんなにかつての音楽シーンが老若にウケるのだから、是非、リバイバルカヴァーをガンガンしていただきたいものです。


なんでやらないのだろうか?


歌い手の能力が低いという理由があると私は思っている。


そもそも今は、ソロボーカリストと呼べる人なんか全然思い浮かばない。


まずはそこから育成しないと、リバイバルも成り立たないということか。


じゃあしばらくはかつての動画を偲ぶしかないのだ。


歌うまなどと称していかに譜面をハズさず歌いきるかとする番組を時々見掛けるが、

かつてのボーカリストは、そんなことじゃない歌う技術が高かったなぁ。


そんなハズさないようにおっかなびっくり歌って何が愉しいのかと思うのだ。