ものぐさ道を往く!! | 人嫌い日記 ~ ヘタレの極意 ~

人嫌い日記 ~ ヘタレの極意 ~

人が苦手、世の中の事に興味がない。
これといったやる気もない。そんな自分が
この資本主義社会で生きていけるのか!?
内向的で超インドア派の執筆者が、外向的な
周囲との違いに悩み、自問自答しまくる
日記。

とにかくものぐさである。
今年40歳になるが、いよいよ
もってものぐさになりつつある。
 
若い頃のように、世の中に
希望とか期待とか、夢だとか
そんなものを抱かなくなって
きたせいだろうか。
 
本能的な欲求のみが全面に
立ち、生来の出不精、
人見知りに加え、
離婚して家族もいないので、
やりたい放題である。
 
とはいえ、年々食欲も落ち、
睡眠時間も短くなり、
色恋沙汰にも無縁なので
あるが。
 
勝手ながら、今回は、
私のものぐさ生活について
語らせていただこうと思う。

始めにお断りしておくが、
私は女性である。
 
私の人生のモットーは2つある。
 
・ものぐさ道を究める。
 
・女性として生まれてきた
事の煩わしさを、最小限に
して生きる。
 
以上である。

そして、ものぐさ道
(そんなものがあればの話
だが)に必要なのは、以下の
3つである。
 
・物を持たない。
 
・己の快適さと利便性を
 最優先に考える。
 
・内向的万歳の精神。

私は今、定職に就き、
会社員として働いている。
東京都内の、家賃5万5千円の
ボロアパートで暮らしている。
家賃から推察される通り、
和室である。
 
ものぐさ道に、和室は最適である。
もとい、私は元来の和室好きで
あるからして、
学生の時分から、居室が和室で
ないアパートに住んだことはない。
 
和室の利点は数しれずある。
 
①敷物がいらない。
②冬でも寒くない。
③布団が敷ける。
④押入れがある。
⑤家具を置かなくても
 恰好が付く。

私の部屋には、家具も家電も
ほとんどない。
テレビ、冷蔵庫、レンジ
(温め機能だけ)はあるが、
これ全て貰い物である。
ダイニングには、テーブルと
椅子もあるが、これも同じく
貰い物。
 
私の引越しと時を同じくして、
老人ホームに入居する事に
なった親類から、半ば強引に
譲られたものだ。
が、今では大変重宝している。
ありがたいことだ。
 
居室には、折り畳み式の
小テーブルが一つあるのみ。
夜は布団を敷いて、寝る。
本を載せておく台は、段ボールに
カーテンのサンプル生地を
かぶせたものだ。
 
あとは、身の回りの物を入れて
置くかごが、布団の脇と、
テーブルの下に一つずつ。
 
洋服は、窓が2面ある部屋なので、
隣のマンションの壁に面した方の
窓のカーテンレールに、
ハンガーで吊るしてある。
基本的に、洗濯物は部屋干しで、
もう一方の窓のカーテンレールに
吊るして乾かし、乾いたら
もう一方の窓のレールに移すだけ。
 
洗濯物をたたむ作業は不要だ。
 
洗濯機は持っていない。
徒歩30秒のところに、
こじんまりとしたランドリーが
あるので、週に1回、洗濯をしに
行く。
 
洗濯は週1回である。
 
乾燥機は使わない。冬場でも、
部屋干しで1日あれば、大抵の
洗濯物は乾く。
扇風機を併用すれば尚良い。
窓は東向きで、奥まった立地の
角部屋のため、日当たりはそう
良くないが、それでも乾く。

アイロンがけはしない。
アイロンがけのいらない服しか
買わないからだ。
スニーカーは、スリッポン
タイプである。
靴ひもを結ぶ必要もなく、
履くのが楽だから。

ちなみに、カーテンは、会社で
余っているものをもらってきた。
インテリア関連の仕事なので、
クレーム品等のカーテンなどが余る
ことがあるのだ。
 
色はドドメ色で渋いが、和室に
合っているし、大手カーテン
メーカーの品なので、品質は良い。
サンプルも色々もらってきて、
目隠しに役立てている。
レース風の記事の洋服の継ぎあてに
使ったこともある。
 
キッチンには、一口コンロが
あるのみ。
鍋1つ、フライパン1つ。
食器は最低限で、瀬戸物が
多いが、だいたいが100円
ショップのもの。
洗剤は、洗濯洗剤 1本、
食器用の中性洗剤 1本 のみ。
 
ハッキリ言って、この2つが
あれば、大抵の汚れは落ちる。
汚れがこびりつかないうち
ならば。
 
風呂・トイレは別で、
トイレは洋式。
ウォシュレットはないが、
その方が衛生的な気がして
好きである。
 
風呂は、浴槽もついていて、
今時珍しいバランス釜である。
時間はかかるが、追い炊きも
できる。
ただし、バランス釜ゆえ、
浴槽は狭くて、深い。
もとい、風呂嫌いなので、
風呂にこだわりはないからして
何の問題もない。
 
しかし、玄関直結の
キッチン及びダイニングは、
冬は凍えるほど寒く、
夏は熱中症になりかねない
くらい暑い。
 
冬場の今日は、
風呂に入る前に、毎日
ヒートショックで死ぬのでは
ないかとおびえている。
 
夏は飯を食うのが嫌になるほど
暑く、
冬は飯を食わなくてもいいやと
思うほど寒い。