アメリカのニューラリンク社が臨場試験を開始したということで、脳波測定があれこれ話題になっているみたい。
現状の仕様だと、上下左右・Yes/Noの選択ができるのが現実的なところで、テキストデータを出力する試みも行なわれているといった感じかなと思った。
ALSの場合だとTLSで最終的に目蓋も上がらない状態になれば、視覚は失われる。また、視覚入力は入力速度や習熟コストにも問題があるように見受けられるから、聴覚入力(骨伝導)→脳波出力を最終形態とした方が効率的かもしれない。
下記リンク(PDF)で検証結果が出ているが、モールス符号と視線入力とを比較すると、前者の方が高速で持続的な文字入力ができたという。
ー意思伝達支援のためのモールス符号を用いた マウスによる文字入力装置
https://www.kagawa-nct.ac.jp/libraryE/kiyo/H17kiyo/33-10.pdf
これを見ると、視覚が維持できている段階からモールス符号の発信に習熟するのが望ましいようだ。ということで、今後も引き続きモールス符号について調べていこうと思う。